4区                                 全日本大学駅伝トップへ  花子のノート

4区は四日市から鈴鹿の14.0キロです。
最終区が19.7キロ、1区が14.6キロに次ぐ3番目に長い区間です。
ここに「エース」をもってきたのが中大(上野くん)、中央学院大(木原くん)といったところでしょうか。
駒大はだれがエースなのかわからないけどここは深津くん、東海大は荒川くんがエントリーされています。

中大は9番目とはいえほとんど拓殖大と同じところで襷を受けて、その襷をかけないうちに拓殖大の選手を抜いて8位、爆走が始まります。
上野くんの後には木原くんが16秒差できています。

テレビ中継は、トップの駒大の深津くんよりも第3号車から上野くんをしきりに映しています。
こういうのって中大ファンには嬉しいことなのですが、でも、他の大学の人たちは怒っているやろうなぁと思いながらみています。
中大も2区、3区ではほとんど映っていませんでしたから。
車でときどき上野くんを抜きながら、「上野くん、ファイト〜、がんばれ〜」と応援しながら、応援ポイントの沿道を目指します。

映像では2位〜7位が混戦のように見えました。少し離れて上野くんが後ろから追うという形のようです。
2.8キロで、第一工業大のムワンギくんを抜いて7位。
4.3キロでは、2位早稲田とその後ろの3〜6位集団(東海、順天、日大、日体)の差が15〜16秒差。
映像ではその後ろに上野くんがみえています。

7.3キロの中間点では、深津くん、駒野くん(早稲田)、の差は不明、次の東海、日体、日大、順大らの差は1分28秒、そして7秒差、1分35秒差で上野くんがきています。

7.4キロで日体大の出口くんを抜いて4位、そして7.8キロで東海を抜いて3位に。
8キロで2位の早稲田と3位の中央の差は10秒。
ここで解説の瀬古さんが、あと1.5キロで2位の上がるでしょうと予測。(その通りになりました。)
そして、3区までの選手がうまく上野くんに繋いだとも言ってられました。

先頭をいく深津くんは、調子がよく走っていて、1キロ2分56秒くらい。8.8キロで2位の早稲田とは1分25秒差ですから、3区でトップにたって、そのまま2位との差をつける走りをしています。

そして9.5キロ。
上野くんが8キロのときに10秒あった差を詰めて2位に上がります。
なんと上野くん9位から2位は7人抜きです。

その状況をわたしは知らずに沿道に出たら上野くん、2位にあがったらしいことを知って、びっくりしてしまいました。
中継がずっと見れるわけでもなく、入ってくる情報といえばどちらかというと順位が多かったので、まさかそんなにたくさんの選手を抜いてしまうとは思わず、ほんとうにびっくりしてしてしまいました。

沿道から上野くんを応援して、次々とやってくる選手を応援し、大東大の久保くんを待ちます。
3区で城西大とほぼ同じだったようで、4区でもほぼ同じ、11から12位でした。
前の10位の選手と1分以上離れているので、前を追うにはちょっと過酷なような気がしました。
でも、前へ前へ、次の選手へと繋ぐ選手の表情はステキです。

第3中継所では1分50秒の差を、12キロで1分15秒の差を第4中継所では1分07秒にして2位で5区の山本庸平くんに繋ぎました。
まさに「ごぼう抜き」、たいしたものです。

トップは駒沢、2位は中大(1分07秒)、3位は早稲田(2位との差35秒)、4位東海(23秒)、5位日体大(23秒)、6位中央学院大(6秒)、7位順天(2秒)、8位日大(21秒)、9位第一工業大(51秒)、10位拓殖大(9秒)、11位城西大(1分16秒)、12位大東大(0秒)、13位山梨学院大(44秒)。

東海大は、そんなに悪くはないのに4位。順天堂の7位、日大の8位。「エース」を投入してのこの順位は精神的に辛いものがあるのかもしれません。
とくに先行逃げ切りを狙った日大の誤算はちょっときつい気がしました。

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