心に残る言葉 −山口光高校 その後

 山口光高校の選手宣誓の言葉をHPにアップすることにしたのは、そのことを掲示板で話題にしたときに、「是非、全文を教えてほしい」というメールを高校野球ファンの方にいただいたことがきっかけです。わたし自身も、いつでもこの言葉がみれるようにしておきたいし、他にもそういう人がいたときに、アップしているとすぐに見ていただけるからというものでした。
 ところが、その後、思わぬ出会いにつながりました。

 2001年10月1日に、メールをみたところ、送信者に「杉村衡作」という名前がありました。見覚えのある名前だけれども、山口光高校の杉村主将とはすぐに気がつきませんでした。

 

杉村衡作さんからのメール

「突然のメールに『誰!?』と思われてることでしょう。
 あなたのHPでボクの名前を見つけて思わずメールしました。
 といってもボクが杉村衡作であるという証拠はどこにもないのですが。
 ・・・・・・・・・・・・
 あの宣誓も、もう7年前の話ですし、憶えている方がいてくれるだけでも光栄です。
 ボクも自分から人に話すことはほとんどありません。
 過去の栄光に縋っているみたいで、カッコ悪いですし。」

 
 
 ほんとうに驚きました。
 いつかはお目にかかってみたい、そのために山口光高校を訪れてみたいくらいの気持ちでいたのに、ご本人から連絡があったのです。ネットの世界とはいえ、こんな出会いがあるものかと思いました。
 わたしは早速、返信のメールを送って、ご連絡いただいたことのお礼や、あの宣誓がどのように生まれたのかをお伺いしました。
 何度も書きますが、わたしはあの宣誓の文章がお手本というか、あのような文章が書ける人になりたいと思っています。どんな気持ちであの文章を書かれたのか、是非、お伺いしたかったのです。
 早速、どのようにしてあの宣誓が生まれたのかお伺いしました。


宣誓のエピソード

 杉村衡作さんにご連絡いただいて、宣誓についてのことをお伺いできたということを、わたしはほんとうに嬉しく思っています。こういう出会いは、インターネットがなければなかったことだと思います。ネット社会の匿名で不特定多数を対象に発信できることのマイナス面がいわれていますけど、こんな出会いがあるとは思いませんでした。
 もしネットがなければ、わたしがこうやってあの宣誓文を大切に想っているということを、発信することはなかったのですから。
 杉村衡作さん、二度も感動をありがとうございました。
 今後のご多幸をお祈りいたします。