Title Live

Vol.73
▼COUNT DOWN LIVE PARTY 2007〜2008
松田聖子
2007.12/31 東京体育館
(10,000名)


▼Menu(Total 2h55min.)
Opening〜
1.密林少女
2.Private School
3.ハートをRock
4.眠れない夜
−衣装替え−
◇Crazy Shopper(Instrumental)
5.マドラス・チェックの恋人
−MC−
6.雨のリゾート
7.Sailing
8.赤いスイートピー
−バンド・メンバー紹介−
◇The time went by(Instrumental)
.いそしぎの島
−MC−
10.続・赤いスイートピー
11.Believe In Love
−ダンサー紹介−
◇蒼い雨(Instrumental)
12.Precious Heart
−MC−
〜カウントダウン〜
−MC−
13.Only My Love
−MC−
 【リクエスト・コーナー】
 ◇時間旅行
 ◇Star
14.青い珊瑚礁
15.風は秋色
16.未来の花嫁
17.時間の国のアリス
18.チェリーブラッサム
19.夏の扉

−Encore−
20.Rock'n Rouge
21.20th Party


−W・Encore−
22.密林少女
23.涙がただこぼれるだけ
−オマケ−
24.涙がただこぼれるだけ(合唱)

 2007年の〆の、そして2008年最初のライヴ、松田聖子カウントダウン・ライヴパーティーへ。開演時間が迫る頃の会場内のBGMでは、「星空のストーリー」(fromアルバム『The 9th Wave』)、「Chase My Dreams〜明日へのStep」(fromアルバム『Precious Moment』)が流れていたので、「もしかして…」と少しだけ期待しつつ、テンションを徐々に上げ、しばし待つ。(^^;
 そして(ライヴレポみて気付いたが、苦笑)昨年&一昨年と同様10分ちょい落ちにて、ライヴSTART!!!

 客電が落ちると、スクリーンいっぱいにジャングル&野生動物(ゾウ、ライオン、猿、トラ)の映像が映し出される。ある意味”ベタ”なので(笑)、この時点で想像がついた方は多数いたはず。イントロが流れると、果たしてその通り!「密林少女(^^; 1984年アルバム『Tinker Bell』から。ひょっとして、1985年の”SEIKO CALL”以来?! 「熱い!」まで期待した方!充分コアファンです。(笑)これからも応援続けてください!今回のカウントダウンも油断させないレア楽曲のオンパレードか?と、主役・松田聖子の登場!リオのカーニバル風衣装で、ゴーヂャスな羽根付き(この衣装はこの楽曲のためだけだったらしい)。で、2曲目、「Private School」。これまた何十年ぶり?そして「ハートをRock」1983年アルバム『ユートピア』から。あれ?と、この辺りで、とあることに気づく(その内容は、ライヴ分析の項目で▼)。ちなみにこの曲、数年前のディナーショーツアーで、2回(=2箇所)だけ演奏されてたりして、とある事情によりリストから消えた(リストを変えざるを得なかった)幻?の選曲であったりする。今年もまた、近年ファンになった方々とかシングルヒット曲しか知らない方々が戸惑っているのが反応で微妙にわかる。(^^; ま、年に一度のお祭りなので、楽しみ方は人それぞれ、自分が楽しむために見ないこととする。4曲目は、「眠れない夜」。最近のお気に入りなのか、これはよく選曲される楽曲。まぁ、中休み的に聴く。そして衣装替え、BGMは「Crazy Shopper」。「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」収録の1996年のアルバム『Vanity Fair』より選曲。こちらに方こそ、インストでなく、歌入りで聴きたかった、というのが正直な感想。
 そして、「マドラス・チェックの恋人」。(ディナーショーでは数年前に歌われていたらしいが、)1982年のシングル「小麦色のマーメイド」のB面(C/W)というレア曲には変わりない。(^^) 
 そしてココで、今回の第一声!「みなさんこんばんは〜。元気ぃ〜!!!!」(やはり今回も「松田聖子です!」は無かった。もうカウントダウンならではのパターンだな、と)、”カウントダウンは時間とかタイトなので、お話の途中で歌に行かなくてはならない事もあるかも”とかの後、「みなさん、どうぞ一緒に大きな声で歌ってください。次もかなり懐かしい曲です。どうぞ!」、イントロが流れると、「おぉ〜」「あぁ!!」の歓声が上がる上がる!なんと「雨のリゾート」(1981年冬のアルバム『風立ちぬ』収録。杉真理:作曲)!!!更に遡ること「Sailing」(1981年夏のアルバム『Silhouette』収録。財津和夫:作詞&作曲)。そして8曲目にして初のシングル楽曲「赤いスイートピー」歌い上げると、再び衣装替えタイム。2005年アルバムの『Under the beautiful stars』から「The time went by」に合わせ、バンド・メンバー紹介。
 そして、「いそしぎの島」。バラード系楽曲なので、ふんわりドレスで登場。ただラベンダー色で、フリルの段がついたドレスは珍しかったかも。

 2度目のMC−「選曲、気に入ってくれた?」「これがカウントダウンライヴですね。みなさんに楽しんでいただきたいという気持ちだけでやらせていただいています(笑)」「(時間調整で)あと1分くらい?<MC(笑)」〜「1つだけご注意!サイリウムはまだ折らないで」「それでは私の大好きな曲続けて行きます」…と、「続・赤いスイートピー」「Believe In Love」3度目の衣装替えと共に、今度はコーラス&ダンサーの紹介。楽曲は最新アルバム『Baby's breath』から「蒼い雨」
 次なるイントロに乗って、ピンク(赤?)の毛皮+ミニスカートで登場!楽曲は、(ディナーショーを除けばこれまた久々の)「Precious Heart」

 −で、残り7分台だったかな?カウントダウン準備ということで、ステージ中央部セリから、ダンサー4名を引き連れて”時計さん”登場!<中略>「みんなはもう今年思い残すことはないの?」「私?私も大丈夫!」〜「私、何にも忘れてない?」「今年は余裕あるよね?」などなど話してる間に、残り3分を切る。アレ?毎年3分ジャストからカウントダウン前の演奏が始まるのに、今年は始まらないな?…と、思っていたら、2分40秒で演奏スタート。たぶん、昨年までの3分前からにすると、直前の”間”が長すぎると判断して、調整したようだ(笑)。そして、45秒前。「10秒前になったら一緒に数えてください!」→「…10…9…8…<中略>…2…1…」
<カウントダウン・どん!>
「皆さん、改めまして、新年、”明けましておめでとうございます(全員)”。」
そして、お約束のピンクのサイリウムをセット!会場をピンク1色に染め上げる。「やっぱり年明けはコレでしょう。一緒に歌ってください。「Only My Love」。もちろん大合唱。
さぁ、ココからラストスパートのメドレーに行こうとした刹那、会場から「リクエストコーナーは?」の声で、(苦笑)でコーナー突入。結局、「時間旅行」と「Star」を歌う(ここで「Stars」(from『fairy』)とか歌ったら、超・驚きだったんだがなぁ、と)

 そして、上着を脱ぎ、身軽になり、怒涛?のヒットメドレーへ。「青い珊瑚礁」「風は秋色」。「青い珊瑚礁」でスタートした時点で、”ちょっ…”と思いつつ、次に○○に続いたらイヤだなぁ〜との期待通りの展開へ。テンションが↓途中、「未来の花嫁」挟んでくれたが、「時間の国のアリス」で、楽曲単体では好きは好きなのだが、既に次のイメージが浮かんじゃって、次の台詞が「○○〜!!」だったら…と、果たして全くその通りに「ラスト2!!!!」→「チェリーブラッサム」→最後は「夏の扉」 。せっかくなので、こちらもやることはヤル。大合唱&お約束の♪フレッシュ×3SEIKOコールで、本編終了。

 アンコールの”SEIKO”コールと手拍子の中、テンションは↓
↓↓↓(スマン)。「何が出るんだろぅ?」等思いつつ、何も驚きもなく、
「Rock'n Rouge」。そして”トドメ”とばかりに「20th Party」。(^^;;; この時点では、非常に↓×10くらいだった。これまた、とりあえず腕を振り上げ、一緒に歌いもする、が、なぁ〜。。。そして、「どうもありがとうございました〜!!!」と挨拶し、各メンバーを一通り紹介すると、ステージ袖に走り去っていった。

 止まない”SEIKO”コールの中、Wアンコール、出てきました。そしてココで、特別スタッフを紹介。「本日バックステージで、フィッターを務めてくれました、SAYAKAです」と神田沙也加登場。最後に「今年も、母・松田聖子をよろしくお願いします。」と〆る。よい娘ぢゃ。(^^)※詳細は、本人のブログ”サヤブロ”▼をご覧下さい。
 そして、メンバーを呼び込み、メンバー1人1人に感想を尋き、最後の1曲に行くところを、またしても会場からの声「もう一回、密林少女歌って〜」に、本人大乗りしてしまい、「あの衣装一回だけじゃもったいないな〜って、私も思っていたのよ」、「もう一回歌っていいか尋いて来る」とステージ袖にお伺いを立て、とうとう「ぢゃぁ、着替えてくる。ダンサーも着替えてもう1回やるから。」〜「じゃあ、小倉さん、あと(MCでつないでおいて)お願い」 おぉ!!!と思いつつ、テンション完全に復活!!まさしくサプライズ!→現金なものであるv(^^)v
そしてまさしく
「密林少女。ブラボー!!!!!歌い終わり、衣装を取ると、「最後にこの曲を歌わせてください。」「涙がただこぼれるだけ」。もちろん会場大合唱。そして、メンバー全員がステージ前に整列して、挨拶。そして、BGMの「涙がただこぼれるだけ(インスト)」が流れると、会場の大合唱に押されて、本人も一緒に、最後まで歌い切る。
 「本当に皆さん、どうもありがとう〜。」と、「赤いスイートピー(インスト)」が流れる中、ステージ袖に消え、約3時間(@@;のステージは終了した。会場は、「赤いスイートピー」の合唱を続けていたが、今回はココいじょうアンコールは無しでしたとさ。まぁ、結果、大満足でしょう(笑)。


 一昨年、昨年に続いて、”昔からのファンを泣かせる選曲”がさらに加速した構成であった。下記、楽曲の出典リストを見てもわかるが、かなり満遍なくアルバムを広げて選曲していたのだ。今、一番、サプライズのあるライヴである。しかも、ソレが年に1回限りの公演なのだから、見逃すわけには行かない、ということである。途中、激しくアップ&ダウンはあったが(苦笑)、”来年もヤッパリ見たい!”と思ったわけだ、コレが。


 で、昨年同様セットリストの分析を−下記一覧は、今回の選曲の出典元を表にまとめてみた。

タイトル 収録Original Album Single発売   タイトル 収録Original Album Single発売
1. 密林少女 al『Tinker Bell』@1984 蒼い雨 al『Baby's Breath』@2007  
2. Private School al『Canary』@1983 12. Precious Heart al『Precious Moment』@1989 Sg@1989
3. ハートをRock al『ユートピア』@1983 13. Only My Love al『North Wind』@1980
4. 眠れない夜 al『Forever』@1998 14. 青い珊瑚礁 al『SQUALL』@1980 Sg@1980
Crazy Shopper al『Vanity Fair』@1996 15. 風は秋色 al『North Wind』@1980 Sg@1980
5. マドラス・チェックの恋人 Sg@1982 c/w 16. 未来の花嫁 al『Candy』@1982  
6. 雨のリゾート al『風立ちぬ』@1981 17. 時間の国のアリス al『Tinker Bell』@1984 Sg@1984
7. Sailing al『Silhouette』@1981   18. チェリーブラッサム al『Silhouette』@1981 Sg@1981
8. 赤いスイートピー al『Pineapple』@1982 Sg@1982 19. 夏の扉 al『Silhouette』@1981 Sg@1981
The time went by al『Under the beautiful stars』@2005 Sg@2005 c/w 20. Rock'n Rouge al『Tinker Bell』@1984 Sg@1984
9. いそしぎの島 al『Tinker Bell』@1984 21. 20th Party al『20th Party』@2000 Sg@2000
10. 続・赤いスイートピー al『Citron』@1988 22. (密林少女) al『Tinker Bell』@1984  
11. Believe In Love al『1992 Nouvelle Vague』@1992 23. 涙がただこぼれるだけ al『Baby's Breath』@2007 Sg@2007
12. Precious Heart al『Precious Moment』@1989 Sg@1989  

 今回のカウントダウンライヴパーティーは、1980〜1985のアイドル時代が16曲、1980年代後半が3曲(リクエスト入れると4曲)、1990年代が3曲、2000年代が3曲であった。と、アイドル時代がメインではあるが、後半のメドレーを除いてしまうと、かなりバランスが良かったんではなかろうか?今年は、昨年まで続いてた”当たりアルバム”という概念は、見当たらなかった。
 なお、◆面白い(ムリヤリな?)視点(1)で言えば、リクエストの「Star」をカウントすると、アイドル時代のオリジナルアルバムの中から、最後のアルバム『The 9th Wave』を除き、1曲以上選曲されているのがわかる。但し、開演前BGMには流されていた(レポ文章頭を参照)、という不可解なオチもあったりする。
 そして、◆面白い(ムリヤリな?)視点(2)−ライヴの途中で気づいたのだが、アルバム『Tinker Bell』からスタートして、オリジナルアルバム、順番に遡ってって選曲してないか?ということだ。オリジナルアルバムを順番に並べてみよう。
■『Tinker Bell』→『Canary』→『ユートピア』→『Candy』→『Pineapple』→『風立ちぬ』→『Silhouette』→『North Wind』→『SQUALL』(1st Album)
だ。1〜3曲目は、この通り。メドレーに持っていってしまった「未来の花嫁」(アルバム『Cnady』)と、2幕目の〆の位置に置いた「赤スイートピー」(アルバム『Pineapple』)は順番が前後するが、代わりに同時期の楽曲として「マドラス・チェックの恋人」を挟み、6〜7曲目。更に、バラードコーナーを挟み、カウントダウン後の「Only My Love」(アルバム『North Wind』収録)は最初から定位置として、その後に続くのがアルバム『SQUALL』収録楽曲、というのは偶然だとしたら、少しデキ過ぎではないだろうか?…と勘ぐってみた。計算だとしたら、ともかくスゲーぜ(^-^)b

 あとは、オマケだが、昨年のライヴレポ(▼)の追記で書いたレア楽曲リクエストのうち、「Crazy Shopper」は、インストではあったけれど、今回組み込まれてましたね(嬉)。このアイドル時代のアルバムそれぞれから、楽曲を持ってくるというアイデアは、ぜひ次回もやっていただきたい(熱望)!!!!!そして、伏線として流れていた楽曲「星空のストーリー」とか、会場からリクエストとして声がかかっていた「白い恋人」or「ウィンターガーデン」とかを、歌を次回のサプライズにぜひっ。個人的には「妖しいニュアンス」が聴きたいのだが。(^^; 大々・期待!!!>本人&サウンドプロデューサー、スタッフさま

[追記]
(昨年も書いたが)いつか、セルフメインの楽曲ライヴもいつかは、あってもいいかも。毎回では困るのだが、時には、ならOKだ。ぜひ検討下さい。m(_ _)m


by HIDE 


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