「ゴッドファーザー・オブ・ゴーゴー」ことチャック・ブラウン。1935年8月22日生まれで、GO-GO界の最重要人物ですが、そのジャジーな味わいは他のGO-GOバンドとは一線を画しており、音楽的には異色の存在ともいえます。
私は1994年12月20日の来日公演(六本木ジャングルベース)で初めて観ましたが、人の良さそうなジイさんでした。顔は「いかりや長助」似(笑)。ちなみにソウル・サーチャーズのドラマー Ricky Wellman はTUTU以降のマイルス・バンドに参加していました。晩年のマイルス・デイビスを支えたのはGO-GOのリズムだったのです。
|
WE GOT THIS (Raw Venture Records & Tapes 2010) 2010年9月21日リリースの3枚組。スタジオ新録CD、ライブCD、ライブDVDという大ボリュームですが、ライブのCDとDVDは同じ内容です。 |
|
We're About the Business (Raw Venture Records & Tapes 2007) 12年ぶり(!)のスタジオ録音盤。2007年4月24日リリース。 |
|
THE BEST OF CHUCK BROWN (Raw Venture Records & Tapes 2005) 2枚組のベスト盤。1998年リリースの“GREATEST
HITS”と同じような選曲ですが、初CD化の“We The
People”と“Blow Your
Whistle”の2曲が収録されているのが嬉しい。GO-GOビート以前の時代の2曲ですが、レア・グルーヴとして素晴らしい演奏です。 |
|
Your Game...Live at the 9:30Club (Raw Venture Records & Tapes 2001) 久々の新作。しかも、DCでのノンストップ・ライブ! |
|
The Spirit of Christmas (Raw Venture Records & Tapes 1999) 前作“TIMELESS”に続くカバー企画で、今回はクリスマス・ソング集。しかし、9曲中5曲はGO-GOスタイルですので、ご心配なく。“ホワイト・クリスマス”や“サイレント・ナイト”が見事にGO-GOになっていて、“Let's
GO-GO
Christmas”を1人でやってみた、という感じです。年末のパーティーでのDJに最適(笑)。 |
|
TIMELESS (Raw Venture Records & Tapes 1998) 内容はGO-GOではなく、ジャズとブルースのスタンダードのカバー集。1992年の“THE
OTHER SIDE”と似たような企画です。ライナーによると“THE
OTHER SIDE”でデュエットしたEVA
CASSIDYさんは亡くなってしまったようです。追悼。 |
|
GREATEST HITS (Raw Venture Records & Tapes 1998) ついに出たベスト盤。ほとんどの曲が他のCDにも収録されているので、目新しさはないですが、ライナーには若き日のチャックの写真が載っていて楽しめます。 |
|
HAH MAN (JIMCO Records 1995) 久しぶりのスタジオ録音盤。ジムコによる日本盤で、原盤はRaw
Ventureです。“My Funny Valentine”や“A Night In
Tunisia”など、40〜60年代の古い曲のカバー中心。さすがにチャックも60歳を迎えたので、声量は衰えを隠せませんが、まだまだ現役です。 |
|
GROOVIN' TO A GO-GO (JIMCO Records 1992) ジムコからリリースされた日本盤ライブ2枚組。1枚目が
Future Sound (1989)、2枚目が Raw Venture (1990)
というGO-GOマニアにはお馴染みのレーベルが原盤です。当然ながら音質は悪い。演奏内容はまぁまぁ、というところ。 |
|
THE OTHER SIDE (Cbd.music 1992) CHUCK BROWN AND EVA CASSIDY
名義でのリリース。チャックが彼のルーツの一つであるジャズに正面から取り組んだ作品で、女性ボーカルとのデュオ・アルバムです。GO-GOではありませんが、味わい深い作品です。 |
|
This Is A Journey … Into Time LIVE ! (Raw Venture Records & Tapes 1991) ドラムにE.U.の William “JUJU”House、ホーン・セクションにはP-Funk Horns が参加したライブ盤。マイルスの“TUTU”やP-Funkネタを演奏するなど、選曲は面白い。しかし、音質が悪く、1曲ごとにフェードアウトしてしまうため、今一つ乗り切れません。 |
|
This Is A Journey … Into Time ( MINOR MUSIC1992) こちらは、ドイツのMINOR
MUSICというレーベルによるジャケ違い盤。 |
|
GO-GO LIVE (JIMCO Records 1992) ジムコによる日本盤。タイトルは違いますが、中身は上記2枚と同じライブです。解説は小林径氏で、チャック・ブラウンの経歴についても詳しく書かれています。 |
|
90's GOIN' HARD (Goff Records 1989) IVAN GOFF featuring CHUCK BROWN
名義でリリースされたもの。E.U.のキーボード、アイヴァン・ゴフによる打ち込みビートをバックに、チャックがパーカッシブなボーカルを聴かせます。打ち込みでもかっこいいGO-GOが作れる、という見本です。 |
|
ANY OTHER WAY TO GO ? (Rhythm Attack 1987) 私が初めて買ったGO-GOアルバム。ライブ録音ですが音質も良く、GO-GOの基本中の基本の1枚でしょう |
|
GO GO SWING LIVE (FUTURE RECORDS & TAPES 1986) 新宿高島屋のHMVでゲットした1枚。内容は“ANY OTHER WAY TO GO”とほぼ同じですが、後半の曲目が若干違う。おそらく、これがワシントンDCでリリースされたオリジナル盤で、“ANY OTHER WAY TO GO”はイギリス辺りで再編集されたものなのではないでしょうか?
|
|
GO-GO SWING - D.C.LIVE - (ファンハウス 1986) 上記の“ANY OTHER WAY TO GO?”と“GO GO SWING
LIVE”の日本盤と言えるCD。収録曲はどちらとも微妙に異なり、日本独自の編集となっています。日本語解説を読むと、ライブの収録場所が「Crystal
Skate」と「R.S.V.P.
Club」という2カ所のライブハウスであることが分かります。 |
|
BUSTIN' LOOSE(Valley Vue Records 1992 / Originally Released Source1979) 1979年にソウル・チャートで第1位となったタイトル曲を含むスタジオ録音盤。リズム的には現在のGO-GOビートとは異なりますが、これが原点のひとつであることは間違いありません。 |
|
BLOW YOUR WHISTLE / THE SOUL SEARCHERS(Vampisoul 2007) 下記のSussexレーベルの2枚のアルバムからの編集盤ですが、2枚を再発したSoul
Brother
Recordsとは全く異なるVampisoulという謎のレーベルからのリリース。権利関係がどうなっているのか、よく分かりません。 |
|
SALT OF THE EARTH / THE SOUL SEARCHERS(Soul Brother Records 2006 / Originally Released Sussex1974) 1974年にThe Soul
Seachers名義でSussexレーベルからリリースされたセカンド・アルバム。2006年秋にファーストの“We
The People”と共にイギリスのレーベルから再発されました。 |
|
WE THE PEOPLE / THE SOUL SEARCHERS(Soul Brother Records 2006 / Originally Released Sussex1972) 1972年にSussexレーベルからリリースされたファースト・アルバム。Chuck
Brown & The Soul
Seachersと名乗る前で、チャック・ブラウンの表記も「CHARLES
BROWN」(本名?)となっています。 |