1998年7月28日(土)

モスクワに着いて、一週間。

長いような短いような・・・。
外では人々はしょっちゅう、口げんかをしています。

この間、バスの中で、ヘンヘンと喋っていたら、
「大きな声で喋るな!ここは公共の場所だ。うるさくってめいわくじゃあ!!」
と、バアさんに馬鹿でかい声で怒鳴られました。ドゥニャンとヘンヘンにちょうど挟まったところに
バアさんがいたので、
「わたしと場所を変わりましょう。」
と、腕を持って優しく言うと、
「わたしにさわるな!!あんたはいったいぜんたい、どういうわけで人の体に勝手に触る権利がある
とおもっているんだァ!!じぶんのことを警察とでも考えているのかぁ!!!」
と、ツバを飛ばしながら、がなりたてていました。

一番うるさいのはほかでもないこのおばあさんでした。

そのおばあさんがおとなしくなったら、次に寒いからと(その日、気温は29度ありました。)ジイさ
んが、バスの天井にある窓を閉めたのですが、それが気に入らない、別のバアさんが、
「窓、あけとくれ!!ワタシャァ、息ができんくらい苦しい。あんたの窓じゃあないんだから、勝手
にするなぁ!!」
「ヤダネ。この窓はアンタのものでもない。なんで、このワシが言うことを聞かにゃぁならん!うる
さいゾ!!」
と、怒鳴り返していました。
 

昨日もお昼寝をしていると、夢うつつに、窓から酔っ払いががなりたてている声が聞こえてくるでは
ありませんか。なんと、喧嘩の多い国なのかしら・・・・???と、気の弱いドゥニャンは、ビクビ
クしてしまいます。


 
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