1998年12月11日(金)

今日はモスクワにドカ雪が降った。
マドンナちゃんも頭に25センチほどの雪の帽子をかぶっていた。

テレビでもニュースで今日は自動車で出かけることは控えて、なるべく運転をしないようにと、市民に呼びかけていた。

終日、モスクワ全市の幹線道路では雪かき車と塩まき車が、頑張った。車体を泥んこになりながら・・・。夕方になると雪は特別製の塩のために溶けて、道路はグショグショのビチョンコの泥だらけとなった。

モスクワの幹線道路はドライバーは時速100キロを平気で出す。タイヤの回転は猛烈に速く、大地を蹴るその強さも一段と増す。
もちろん泥ハネもその分、勢いも量もすさまじい。

今日、夕方、友達の家に遊びに行ったびーびーを迎えにマドンナちゃんは活躍した。
しかし、その健気なマドンナちゃんを、どこの馬の骨ともわからぬ車がぐんぐん追い抜きながら泥をかけて走り去っていくのだ。
マドンナちゃんのフロントガラスはたまったものではない。

ワイパーをパッタンパッタンやってもちっとも視界が開けてこない。ますます悪くなる一方だ。
ぼんやりと見える前の車のライトを頼りに必死になってわが夫はハンドルを握っている。

びーびーの友達の家は我が家から40分ほど車で走ったところにある。そこは始めて行くところなので、道路標識がたよりなのだが、全く読めない。


道路が2つに分かれている。どちらに進めばいいのかわからない。しかし、標識は読めない。出来るだけ近づいて、標識を読もうとソロリソロリと走っていたら、いきなりガツン!!


そこは少しずつ曲がりながら上がっていく道と、少しずつ下がっていく道に分かれていたのだ。
その角には段差があり、しかもその前には除雪された雪の固まりがあった。
自分の車の前の部分でさえ見えないくらいの視界の悪さである。乗り上げてしまったのである。マドンナがひっくり返らなかったのが不思議なほどだった。それほどの衝撃だった。



モスクワの道路はいつでも危ない。そして道路の暗さは特別だが、雪の降る夜のドライブはとても危険で危ない!!

夫はこのところA級ライセンスをあげてもいいくらい、運転の腕をあげていたのだが、見えないものは仕方がない。ドゥニャンは手に汗を握って、心臓が文字どおり口から飛び出そうなほどびっくり仰天した。

とにかく命からがら帰ってきた。
無事に家に帰りつけてよかった。

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