1月11日(月)

さて、1月2日はモチノロン、買い物だ。
これは、絶対にモスクワでは味わえない贅沢。

だって、デパートがあるんだもの。



カタルーニャ広場の横のエル・コンテ・エングレス・・・一階入り口から入るとあのデパートの懐かしき香水の匂いのオン・パレード。
イヴ・サン・ローラン、シセイドーなどなど。(これ以上の化粧品会社の名前をドゥニャンは知らない、シセイドーは本当に売っていた。)色々ある。
日本にいる時は、デパートの一階の化粧品売り場のところは、いつもは絶対に鼻で息をしないでササっと通り過ぎるんだけど・・・。
今日は違うぞ。思いっきり匂いを嗅いで・・・、3階の子供服売り場に直行した。

ウ〜ン、ちょっと、ちょっとかな。

どれをとっても素敵だけど、一味足りない。日本のデパートの子ども服売り場は高級品の目白押し。
ここは、スーパーとデパートのあいの子だ。


次に婦人服売り場に行ってみる。あるある。
バーバリーが・・・。有名デザイナーの出店舗が。
ウインドー・ショッピングを思いっきり楽しむが、自分のスタイルを鏡で見てしまい、ハっと我に返る。

そうだ。そうだった。ドゥニャンの身長、若干151センチ。体重・・・フフフ・・・教えな〜い!

でも、ま、いいか。(メゲないドゥニャン。)



ヘンヘンは地下の食料品売り場に行った。モチロン、ワインを見るためである。
スペインの酒屋にはワイン・セラーはない。ひたすら、スペイン産のワインがたくさん陳列してある。
スペインのロマネ・コンティと呼ばれる幻のワイン、ウニコもあった。


19000円なり。


ヘンヘンはよくよく見ては、考え、手に取る、撫でさすり、また陳列棚に返しては、また、眺めている。(でも、本当はそこの陳列ケースだけ、鍵がかかっていた。だから手にとっては見られない。ものの例えで、結局舐めるように、撫でて愛でるように眺めていたのだ。)よっぽど欲しいみたい。

だけど、黙ってよぉっと、絶対に買ったらなんて、言ってあげない!!と、ドゥニャンは決心していた。(いつもなら、ドゥニャンは優しいのだが、毎日、食費が結構かさむので、ケチになっていたのだ。)




実は、朝、とっても遅く起きて、すぐに近くのスーパーマーケットに行って、買い物をして、食費を浮かそうとした。
サラダのパック詰め、ハモンセラーノ、豚の血入りのサラミのチョリソ、ヨーグルト、オレンジ、フスマ入りのピスケット。パン、それに不思議なミルキーフルーツ。外はくすんだ緑色でちょっとでこぼこしていて、熟れるほど茶色になってくる奴。中味は白くってトロリとしていて、ちょっとだけ苦くて、なんだか渋いの。

これじゃあ、ちっともわからんじゃあないか!!(すいません、名前を確かめるのを忘れていました)





夜は、ミシュランの一つ星レストラン「ラ・ダーマ」に行く。
37000円プラス3000円のチップス。

ドゥニャン、何となく機嫌が悪くなる。


その訳はくわしくぜいたく編でアップします。



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