電話03-5424-1338 FAX:03-5424-1340 住所:目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス
昼:12:00〜14:00、夜:18:00〜21:30(ラストオーダー) 夏と年末年始の数日のみ休み
最寄りの駅は恵比寿。駅から歩く歩道を通ってガーデンプレイスへ。「お城」を正面から見て右横が出入り口。
2004年3月12日
2004年7月末で閉店。11月から「ジョエル・ロブション」として再スタート
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サービスや雰囲気は日本でナンバー1レストランのひとつだと思うけど、総合的に考えるとどうでしょう。
食べたもの
アミューズ◎カニ、ホタテのすり身をパイ生地で包んだもの
L'amuse Bouche
前菜1◎ラングスティーヌ ういきょうのラヴィゴットソースでショーフロワ仕立て トマト風味のトーストを添えて
La Langoustine en chaud-froid a la ravigote de fenouil et tomate fraiche
前菜2◎グルヌイユ パセリバターでソテーし、ガーリックをきかせたエポートルのリゾットと一緒に
La Grenouille sautee au beurre persille, risotto d'epeautre aille
肉料理◎鶉 フォワグラを詰めて焼き、野菜のミトネを添えて
La Caille farcie au foie gras avec des jeunes legumes mitonnes
チーズ◎フランス産チーズ各種
Les Fromages de France
ワゴンサービスのデザート
◎プリン&コンポート、タルト、チョコケーキ、アイス&シャーベット
Le Choix de desserts
飲んだもの
Taillevent Grande Selection/Champagne
Coteaux du Languedoc 96/Prieure de Saint-Jean de Bebian
ラングスティーヌは春らしく、さわやかな一品。素材は質・量ともに申し分なく、添えられたトマト風味のトーストとの相性もいい。
グルヌイユは小ぶりで、肉のおいしさを味わうには不十分。コース全体としては適量なのかもしれないし、バターでソテしたガーリック風味なのでシンプルかつこってりだから大量にあるとひいてしまう。エポートル(スペルトコムギ)のリゾットが敷かれていることだし。グルヌイユの数を減らして大きめのもの2つならよかった。
鶉のフォワグラ詰めは肉汁のソースがほどよくかかり、焼き具合もよかったと思うが、やや教科書的な料理で驚きはもちろん面白みがない。つけあわせの若い野菜はアーティチョーク、そらまめ、アスパラ、サヤインゲンにしいたけ。さらにサラダとクリームの入ったジャガイモのピュレが別皿でついている。
チーズは白カビがカマンベール、ブリー・ド・モー、クーロミエ。青カビはロックフォールにフルム・ダンベール。ウオッシュはリヴァロとマンステール、ポンレヴェック、ルブロションといったスタンダードなもの。その他クルタン、サントモールなどのシェーヴルとフロマージュブランで全16種類。
ケーキは種類も質も標準的。ラズベリーとマスカルポーネのタルト、洋梨のタルト、ナッツのガトー・オペラ、ビターチョコのケーキ。アイスはヴァニラ、コーヒー、そして洋梨のシャーベット。コンポートはいちご、マンゴー、デコポンの3種類。その他にプリンとクレームブリュレ。
洋梨のシャーベットは氷っぽさがほとんどなく、なめらかなクリーム味たっぷり。
パンはおいしいので食べすぎに注意。セップ茸のブリオッシュ、アンチョビのクロワッサン、ベーコンのエピ、オニオン・つぶマスタードの一口パン、ライ麦パン、プティ・バゲット・ドゥ・ロビュション、プティ・パン・ドゥ・ロビュション。そしておいしいのが棒状のブリオッシュ。
前回はデジュネながらロビュションのコースを食べたからか料理に対しては満足感が強かったが今回はルーテイン化したコース料理という印象。二人でシェアーできるくらいのポーションならアラカルトの方が楽しめるかもしれない。前菜でキャヴィアのジュレをとり、メインは2種類を二人でシェアーし、チーズを抜いてデザートにすれば値段もさほど変わらない。
サーヴィス陣は要所を締めた上で適度にカジュアル。前回と違い一斉にダイニングからサーヴィス陣がみんな消えるという時間はなかった。またテーブル担当のソム氏が最後に一階まで見送ってくれた。