電話:078-272-6882 住所:神戸市中央区中山手通4丁目16-14 定休日は月曜、第3火曜日
ランチ12:00〜13:30(L.O.)、ディナー18:00〜21:00(L.O.)
兵庫県庁近く。神港学園神港高校の南。ひょうご共済会館の北。わかりにくい場所にあるので、事前に地図で調べることをおすすめします。
2014年12月
点数評価はこちら
食べたもの(一人分)
アミューズ1◎鮑と丹波有精卵を使ったフラン
アミューズ2◎フォアグラのテリーヌとオゼイユ
タパス1◎サバのマリネ トマト水を使ったジュレとスープ
タパス2◎イクラと卵黄のコルネ
タパス3◎鯛のカルパッチョ インゲンマメを使ったモホソース和え
タパス4◎キワノ(ツノニガウリ)のスープ
タパス5◎カワハギを使ったセビチェ エスプレット、レモン、たまねぎ
タパス6◎河内鴨のモルシージャ
前菜◎有機野菜のサラダ エメンタールチーズのソース
メイン◎河内鴨のロースト ごぼうのピュレとしいたけ
米料理◎魚介のオジャ
デザート1◎栗のムースと皮で作ったジュレ
デザート2◎りんごのタルトと皮を使った アイス
メモ
行く度ごとに値上げされ、今回は税・サーヴィス料・ワンドリンクを含めるとランチでも10000円を少し超す。それでも納得の内容。
というか、いままでの価格帯だと初めての訪問ではびっくり感と品数の多さで楽しめても、料理の内容が固定されてしまっていたので再訪するごとに飽きてくるし、料理そのものが「少し高級なタパス屋」にとどまっていた。
味わうと料理は幅広く、濃く、繊細になっている。たとえて言えば、ブルゴーニュワイン。作り手は同じで以前は村名だったものが特級の畑名にグレードアップしている。
それを特に感じたのは肉料理。以前のメイン料理はオマケみたいで軽く、小さく、単純なものばかり。メインが出されない時すらあった。今回は鴨ローストの素材からくるうまみ、焼き具合の繊細さ、ソースとの細やかな相性をとことんまで味わえる料理となっていた。
タパスやアミューズ的位置づけの鮑のフランも同じように、色彩がより豊かに、味わいはより深く、焦点がよりはっきりとしており、しかも全体としてのバランスがより整えられ着地点が決まっていた。
りんごの酸味と甘みのコントラストを味わう料理は随分前にもいただいた。さすがに進化していて、以前は酸(アイス)と甘(タルト)がそれぞれ主張して反発していたが、今回は正反対の味が結局は調和に向かう面白さを感じられた。だけど10000円超のランチのデザートとしては弱く、一発芸の域をでていない。
一人分の料金は10770円。内訳はコース(8600円)+ミネラル水(900円)+サーヴィス料5%(475円)+税(795円)
シェフ:福本伸也
料理の写真はこちら