電話03-3353-2223 住所:東京都新宿区原町2-6-7
昼:12:00〜13:30、夜:18:00〜21:30(ラストオーダー) 水曜・第3火曜定休
都営大江戸線、牛込柳町下車。改札を出て右(西口)へ。出てすぐ前にある駐車場の脇をぬけ、大久保通りへ。左折して数メートル行った左手。駅から1分。
2006年12月11日
(ランチ)
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食べたもの
前菜◎色々な野菜のテリーヌ トマトのソース ギリシャ風野菜のマリネ添え
メイン◎ソイのポワレ 白ワインとあさりの出し汁のソース
デザート◎ヨーグルトのムース、洋梨のシャーベット、ホワイトチョコのアイス
夜のコースは2種類。
3900円(アミューズ、前菜、魚料理または肉料理、デザート、お茶)
5250円(アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、お茶)
以上の料金は税込み。そしてサーヴィス料はとらない。
月曜日だからか、お客さんの出足がゆっくり。それでも予約で満席とのこと。
三回目の訪問にして、この店のスペシャリテ(?)である野菜のテリーヌを食べる。日常的に食べる普通の野菜たちがフランス料理に変身する見事な一品。つけ合わせを入れればこれ一品で9種類の野菜が食べられる「健康食」。
もう一つの前菜スペシャリテである「フォワグラプリン」は1週間前にリクエストすれば対応可とのこと。
メインは魚を選択。正解。焼き具合がパーフェクトであるだけでなく、十分な厚みと大きさのあるメインディッシュ。ソースはカリカリの皮にも、ジューシーな肉にも相性ばっちり。高価格帯の店での経験をいれても、これほどおいしい魚料理を食べたことはない。つけ合わせの野菜も充実。シンプルでありながら、フランス料理の精髄があらわれている。
デザートは、味、触感、温度の異なった冷菓にガトーショコラ、そしてプルーンのコンポート。ホワイトチョコのアイスはまたリクエストしたくなる記憶に残る味。
毎度のことながら完成度の高いフランス料理店。しかも値段の安さは驚異的。カトラリーはひと皿ずつ変えてくれるし、トイレには化粧室が別に設けられ、タオル手ぬぐいまで用意されている。このことからシェフが「本物」をめざしていることがよくわかる。シェフ&マダムの確かな技術と仕事への愛情が理想的に表出されているお店。