電話:0797-35-1919 住所:兵庫県芦屋市平田町1-3 定休日は日曜。
ランチ11:30〜14:00(L.O.)、ディナー18:00〜21:00(L.O.)
最寄りの駅は阪神芦屋。東側改札口、南出口より南へ川沿いに徒歩5分。阪神高速の下を通りすぎてすぐの右手。
2010年4月
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点数評価は<8、4、4、=16点>
食べたもの
アミューズ1◎パルメザンチーズのテリーヌと鴨の燻製
アミューズ2◎いちごのガスパチョ トマトのムース
前菜◎帆立て貝の軽い燻製と春野菜のテリーヌサフラン風味 ラヴィゴットソース
スープ◎ごぼうのスープ
肉料理◎赤城山ポークのロティ ういきょうのコンフィ オレンジ風味 マジョラムの香るソースと共に
デザート1◎ココナツのムースとグレープフルーツ、パッションフルーツのジュレ
デザート2◎さくさくミルフイユ
小菓子◎パートドゥフリュイとマドレーヌ
メモ
前2者はメインとデザートを2種類から選べる。「ルーアン」はジルのスペシャリテコース。
上記の値段にサーヴィス料10%が加算される。
今回は一番安いコースを選択。デザートをスペシャリテであるミルフイユにかえてもらった。
詳しくはお店のHPを参照。
たとえばアミューズ2品目。赤いガスパチョといえばトマトが定番で、種にみえるものまでちゃんとあるけれど、これはイチゴ。ところが上にかぶさっている白いムースがトマト水で作られている。両者の味の組み合わせはいいし、食感も楽しめる。さらに見た目デザートということで五感にうったえるフェイク料理。
アヴァンデセールはアミューズ2の色違い。今度の白い泡はココナツ。底に行くに従って南国感が増していく、初夏っぽいトロピカルな味。
前菜とメインは一皿でいろんな味の組み合わせを楽しめる料理。主菜と副菜、そしてソースの関係が考え抜かれており、お皿に絵を描くようにまぶされた香辛料は実質的に飾りになってしまうことが多いが、前菜に添えられたシナモンは小粒でもぴりりと効いていたし、メインではういきょうとオレンジが豚の味を引き立てていて、助演の名優の趣き。
サーヴィスは、カジュアルな雰囲気を醸し出しながら、決めるべきところはしっかりと決めるという、かなり質の高いもの。お願いしたいことは求めないでも尋ねてきてくれる感じで、とても気持ちよく食事を楽しめた。
この値段でアミューズ2品、アヴァンデセール、さらにミニャルディーズがつくのは驚異的。
料理の写真は (C)こちら