BRONZEグルマンディーズ・シェ・松下 

電話086−234−3345 住所:岡山市内山下(うちさんげ)1-3-2 休み:月曜


2000年10月に移転しました 電話086-246-5880 住所:岡山市大元2-4-20
最寄りの駅は大元。タクシーだと大元(または下中野)のサンマルクとマリンポリスの間と言えばよい。
  1998年1月23日(ランチ)
 

今回はランチ。奥様が風邪で倒れられていて、シェフ一人で猛奮闘。
食事が終わった後、シェフとちょっとした歓談をしました。
やはりこのシェフならでこそ。真面目で優しい人柄が料理に表れています。
料理への自信も心地よいものとしてこちらに伝わってきました。
 


前菜
◎ラングスティーヌとリ・ド・ヴォーときのこのテリーヌ

ラングスティーヌと味をしっかりつけたリ・ド・ヴォー、椎茸などのきのこ類に人参とほうれん草をゼリーで固めたもの。まわりをリーキ葱で巻いてある丁寧なテリーヌ。付け合わせにはトマトの微塵切りを香草とドレッシングであえたもの。
周りに添えられているマスタード入りドレッシングはかどがたたず、しっかりテリーヌを支えている。その横にもう一つパプリカ入りのマヨネーズソース。

ドレッシングの酸味は残っているのですが、それがツンと鼻にこない、そして重層的なこのお味の秘訣を後でシェフにうかがいました。
ドレッシングの内容は、オリーブオイル3とくるみオイル1、白ワイン酢、マスタードとディジョンマスタードを少量の熱湯で溶き混ぜてから、ほんの少しのはちみつとシェリービネガーを加えているということ。
 

スープ
◎田舎風ミネストローネ

基本的なミネストローネ、セロリや香草の香りはあるが、出過ぎず。野菜も柔らかいが煮崩れていない、とても品が良く、それでいて気取りの無い一品。
 

メイン:肉
◎仔牛のカツレツ、コルドンブルー風

薄く延ばした仔牛肉の間にグリュイエールチーズと香りのよいベーコンが挟まれている。まさに衣のパン粉は黄金色に焼き上がり、ナイフを入れたらトロリとチーズがあふれてきた。シェフの火入れの細心さがうかがわれる。付け合わせはペンネとほんの少しのほうれん草のソテーがカツレツの下から覗いていた。ソースは甘目のお酒をきかせたドミグラスソース。美味。最後にカツレツの上にきちんとレモンの輪切りが添えられている。その上に細かくちらしたパセリの微塵切り。

本当にいただいている私たちが居住まいを正したくなるほどの真面目なお料理。爽やかです。
 

デザート
ココナッツ風味のブランマンジェ、苺と共に

ココナッツの香りのするブランマンジェ。いつ食べてもとっても美味しい。生クリームと卵黄をかくはんした優しく甘いソースの中にポッコリと浮き出ている。苺の賽の目切りを上に盛ってミントを飾っている。地味なパフォーマンスだけれど、満足できるデザート。
 

メモ


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