電話078-334-7622 住所：神戸市中央区播磨町45　The 45th 10F
昼：11:30〜13:30(L.O.)、夜：17:30〜21:00(L.O.)　
神戸大丸の隣のビル。海寄り出口を左(東)へ。

2010年11月

点数評価はこちら

ミシュラン2011で神戸市内のフランス料理店として唯一☆を獲得したお店

食べたもの

アミューズ1◎アンチョビのコカ

アミューズ2◎にんじんのムースとコンソメのジュレ

前菜◎カブラのブランマンジェと軽くスモークしたサーモンの低温コンフィ　自家製イクラを添えて

肉料理◎フランス産マグレ鴨胸肉のロティと下仁田葱の軽いクリーム　トリュフ風味のジュソース

本日のスープ◎白菜のスープ

デザート◎タルト・タタン　オルフェ

小菓子◎フォンダンショコラとフィナンシェ

• 昼のコースは3種類。
  2800円の“Clytie”(アミューズ、前菜、メイン、デザート、小菓子、お茶)。前菜、メイン、デザート共に3種類から選択できる。
  4500円の“Orfeu”(アミューズ、前菜2品、メイン、デザート、小菓子、お茶)。前菜2品はおまかせ、メインは6種類選択でき、デザートはClytieと同じ。
  7000円の“Muses”(アミューズ、前菜3品メイン、デザート、小菓子、お茶)。

  上記の価格にサーヴィス料5%が加わる。

  今回は、一番安いコースにスープ(600円)を追加した。

  詳しくはお店のHPを見てください。

• 選んだメニューでいただいた料理は、基本に忠実な入門的フランス料理。どれもそつなくおいしい。
  前菜にレシチンで固めた泡が使われているが、最近の新しい流れやシェフ独自の創造性は特に目立たない。ムースやブランマンジェをデザートではなく前菜で使うことがだいぶ前に流行したが、それが日本のフランス料理店であたりまえのものとなったことがよくわかる。

  その中で、デザートはお店の名がつけられているだけあって特によかった。伝統的なタルト・タタンにリンゴのムースや青リンゴのソルベなどを合わせ、甘みや酸味の強さをそれぞれ変えていて、「リンゴのデクリネゾン」とも言える1品。

  1番安いコースでも前菜、メイン、デザートそれぞれに複数の選択肢があることは嬉しいし、小菓子が高いレヴェルの焼き菓子だったことで、アイスやムースなど水物系のデザートと合わせて一つのデザートの世界になっていたことも好印象。

  料理がいま一つもの足りないのは、買い物ついでの神戸マダムを主な客層としているからかもしれない。でも、メニュー構成や値段などを総合的に考えると満足できるようになっている。

• 客席のキャパは結構大きいが、平日昼でやや空いていたこともあって、サーヴィス陣はきめこまかく対応してくれる。しかし、デザートをまだ食べているうちに勘定書をもってきたり、お店の真ん中にある薔薇が枯れていたりと、ハテナな部分もあった。

• 会計は1人で3570円。内訳はコース料理(2800円)＋スープ(600円)＋サーヴィス料(170円)

• 料理の写真

このページについてのご意見、ご感想、「この店に行け！」などのご紹介は