電話078-221-0211 住所:神戸市中央区山本通2-2-13シルクハイツII B1F
昼:11:30〜14:00、夜:17:30〜21:30(ラストオーダー) 月2回休み
最寄りの駅は三ノ宮。駅より北野方面へ。北野坂をあがり、西村珈琲店を越えた次の角を左折。2分くらい歩き、左手にある「シルクハイツ」の地下。三宮駅から徒歩12分。
タクシーの場合「北野坂横、三星堂の前まで」といえばよい。三宮からワンメーター。
ハンター坂から行く場合は松竹タクシー本社を越えたところにある「フォリア」の角を右(北野坂方向)へ曲がり、カレー専門店「シャミアナ」をこえたところ。三星堂の斜め前の「シルクハイツ」の地下1階。
2009年2月
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この回の点数評価は<7、4、4=15点>
食べたもの(3人分)
アミューズ1◎生ハム入りのミニクロワッサン&豚肉のリエット
アミューズ2◎おいしいホウレン草が敷かれた猪のソーセージ 粒マスタード&バルサミコソース
前菜◎鮪と松の実のタルタル タンバル仕立て ビーツのヴィネグレットとピストゥ風味
前菜◎毛蟹とアヴォカドのムース ミルフイーユ仕立て "ラルク・アン・シエル"
前菜◎海の幸のサラダ仕立て レモンとハーブ風味のヴィネグレット
スープ◎有機野菜(さつまいも)のスープ
メイン◎黒毛和牛テールのラグー セロリラブのクーリーを添えて(+1000円)
メイン◎豪産カレ・ダニョー(仔羊背肉)のロースト モロッコ風スパイス風味 バジルのフリット添え ジュのソース(+800円)
デザート◎ゴルゴンゾーラのスフレとコルネに入ったポルトのグラス
デザート◎さくらんぼのコンポート
小菓子◎フランボワーズのマカロンと胡桃のクラッカー
二皿目として、(量ではなく、質が)どっしりした猪のソーセージの登場。シェフの食材オタクぶりは健在なり。
食材のヴァラエティー、調理のヴァリエーションが豊富で、どれも食べてみたくなる。メニュー選びに困るほど。
定番はクラシック系で、味は高いレヴェルで安定し、安心して注文できる。ブログを見ればわかるように、新作が続々と作られ、どれも魅力的。ただ、シェフはチャレンジ精神が旺盛なため、当たりハズレを覚悟しなければならない。
だから定番と新作を組み合わせて選ぶとよいかもしれない。
寒い日なので、暖かいデザートを食べたいと注文したゴルゴンゾーラのスフレは大当たり。「口に入れてしまえばただのメレンゲ」になってしまうスフレが多い中、出色の一品。中に程よくゴルゴンゾーラが半ばスープフォンデュのように入っており、スフレ生地共々二重に楽しめる。
牛尾の赤ワイン煮といえば、ビストロ料理を洗練させたベルナール・パコのランブロワジー、同じく斉須シェフのコートドールのものが有名。
今回食べたものはどうかというと、明らかにビストロ系で直球勝負。素材はかなり良く、ドカンと骨ごと供される。根セロリのクーリは程よく苦く、アクセントとなりそうなのだけど、それでもかなり濃い赤ワインソースに飲み込まれてしまう。
例えば、予約の電話をした際、事務的かつ上から目線(ごめんなさい。そう感じました)なので驚いた。また、名前と連絡先の確認後、いきなり「注文はどういたしますか?」と聞かれ当惑した。
ブログを読んだり何回も行っているので対応できたけれど、何の説明もなしに当然の質問のごとくこう聞かれると、フランス料理店の敷居はやっぱり高いと思ってしまう人が多いと思う。
もちろんマダムが予約電話を受ければそういう問題は起こらないと断言できる。
他にも、レストランでプロのサーヴィスを受けていればこうはならないだろうと思わせる点をいくつか感じた。
素晴らしいレストランなのだから、こういう点で傷ついてはもったいない。
ランチはカード使用不可