電話078-451-4889 住所:神戸市東灘区岡本2-10-10 アダージョ岡本2F
昼:11:30〜14:00、夜:17:30〜20:30(ラストオーダー) 火曜定休
JR摂津本山、阪急岡本から山手幹線へ 西へ曲がり300〜400メートル歩くとローソンがあるので信号手前を右折 少しのぼると右手に喫茶店「時計台」があり、その二階。
2006年8月16日
2012年5月に閉店しました。
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食べたもの
アミューズ◎かつおのマリネ ギネスのシャーベット とうもろこし チーズ添え
前菜◎サーモンマリネと自家製スモークサーモン
スープ◎クリームスープ コンソメジュレ、ベーコン、とんぶり、タピオカ入り
肉料理◎うさぎのフィレ肉 パータブリック包み焼き
デザート◎りんごのタルト ヴァニラアイス
ジャマン、レジス・マルコンで修行した若いシェフのお店。
アミューズでびっくり。手でつまむ一口ものではなく、小さなナイフとフォークでいただく一品なのはいいけれど、組み合わせがなんとも奇妙。鰹はマリネというけれど、ほとんどただの刺身で、苦いギネスビールでつくったシャーベットが乗っている。つけわせはネギがあったりとうもろこしがあったり。そしてチーズも。好みにもよるのだろうけど、ほとんどの人にとってはハズレではないか。鰹に苦い氷が載っているってどうよ?
前菜は盛り付けはそれなりながら素人っぽく、ただ合わせておいてあるだけ。サーモンそのものを食べさせる料理。
四人で行ったがバターは2mm×3cm×4cmのものが一きれ。その上、催促してようやくでてきたパンは極小サイズ。かなりケチ。だと思った。ので、パン、バターとも数を指定してお代りするとちゃんともらえた。けど、なんとなく頼みにくかった。が、自家製というゴマ、栗のパンは共にとてもおいしい。
だけどスープから見違えるような料理が続く。組み合わせの発想も味もいい具沢山の冷製スープは食感もよく適量。そしてメインのうさぎの肉質と仕上げは堂々たるもの。悪くないソースの影が薄くなるほど。
料理の内容をよく把握してなかったり、テーブルの水をこぼしそうになったりとサーヴィスは素人そのものながら、数々の質問や注文にひるまず調子をかえなかったのは立派。厨房一人、サーヴィスひとりながら皿だしの間隔はゆっくりランチにはちょうどよく、料理がおいしいのでこのレヴェルのサーヴィスなら「許せる」し、楽しめる。
アミューズがなければ、料理の印象はかなり違ったと思う。
メニュー通りの明瞭会計。3500円×4=14000円。
シェフ:豊田達也