電話 03 5424 1338 住所：東京都目黒区三田1-13-1恵比寿ガーデンプレイス内
昼：11:30〜14:30(L.O.)、夜：18:00〜22:00(L.O.)　
無休。
JR恵比寿駅下車。ガーデンプレイスへ。

2008年10月

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この回の点数による評価は＜５、２.５、２.５＝１０点＞

モダンフレンチをカジュアルに提供するレストランという触れ込みだが、いろんな意味でちぐはく・中途半端なお店

食べたもの(三人分)

アミューズ1◎ラバーシュ

アミューズ2◎フォアグラのフラン

前菜1◎なめらかなサーモンフュメのムース、アボカドとレモンコンフィと共に

前菜1◎栗のカプチーノ仕立て、ベーコンの香りと共に

前菜2◎ホタテ貝のポワレ、アルティショーのブイヨン仕立て　細かく刻んだお野菜とチョリソソーセージを合せて

メイン◎フランス産ヒナ鶏ロティ　季節の野菜とじゃが芋のクリスティアンを添えて

メイン◎和牛ロース肉のロースト　プランシャでソテーした季節の野菜を添えて(+1500円)

デザート◎香ばしいクルミのアイス　リンゴのキャラメリゼを添えて

デザート◎洋梨のレモングラス煮　バニラのアイスと共に

小菓子◎パート・ドゥ・フリュイとドゥスール

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• ガーデンプレイスにある「お城」の1階。ミシュラン東京2008一つ星の店。
  2階は三ツ星「ジョエル・ロブション」だが、厨房は完全に別とのこと。食べてみて納得。

  夜のメニューは皿数も内容も異なるコースが三つ。税込みサ抜きでそれぞれ6200円、8800円、12500円。

  今回は一番安いものを選択。アミューズ2品、前菜2品(うち1品は2種類から選択)、メイン1品(4種類から選択)、デザート、ミニャルディーズ、お茶という構成。

  アラカルトは「小皿料理」が16品(750円〜2900円)、前菜が6品(2200円〜5600円)、メインが7品（3400〜4800円）。詳しくはお店のHPへ。

• まず「箱」が特異。お城の一階に入ると、全体的にパープルが主調色。中央にはバカラのシャンデリア、壁にはモダンアートの絵やスワロフスキのオブジェが飾られている。テーブや椅子はゆったりめだが、テーブルクロスはない。また、メニューの文字を読みづらいほど薄暗い。頼むとほんのわずかだけ明るくしてくれる。HPによると「上品で開放的な雰囲気に満ちています」とのことだが、メインダイニングを出て明るい雰囲気の中トイレに行く時のみ開放感を感じた。

  サービス陣はラトリエの厨房陣と同じような体育会系で、その装いは暗闇で見るとまるで軍服。
  これだけはっきりとした主張をもつ雰囲気なのだから、サーヴィスのプロが揃っていないと恰好がつかないと思う。しかし実際には知識もふるまいも(サーヴィス料をとらない)街場のレストランレヴェル。グラスが空になっても注いでくれないし、水のお代わりもくれない。

• 料理については(パン以外)どこに「ロブション」の影があるの？というほど普通。サーモンフュメのムースなど、アエロフロートの機内食を思い出してしまった。材料は悪くないし、もちろんまずくはないが、創意もない。敢えてよい点を挙げれば、メインの鴨のヴォリュームがしっかりとあったことくらい。

  ワインはフランス以外にスペイン、イタリア、アメリカ、チリなど産地はさまざまだが、種類が少ない上に小売で1500円以下のものがサーヴィス料を入れると6000円以上もする値付け。選びにくいことこの上ない。果実味のある辛口ワインをと思いグロのオートコート2005(8800円)を本命に、スペインやチリのものを対抗として挙げて相談したところ強く勧められたカリフォルニアワインを選んだが、その甘いこと！

• 会計は3人で38609円。内訳はコース料金(6200円×3)＋追加料金(1500円)＋白ワイン(8000円)＋赤ワイン(7000円)＋サーヴィス料10%(3342円)＋消費税(?)167円。
  料理、ワインともに税込み価格なのに「消費税167円」とある。不明瞭会計。
  料理の写真は こちら

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