電話06-6451-0336 住所：大阪市福島区福島6-9-11
昼：11:30〜13:30、夜：18:00〜21:00(ラストオーダー)　月曜日定休(祝日の場合は翌日)

最寄りの駅はJR福島。駅よりザ・シンフォニーホール方面へ出る。なにわ筋を200メートル進んだ右手。徒歩5分。

2007年4月18日
点数評価は＜８，４、４.５＝１６.５＞

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食べたもの

アミューズ◎フルムダンベール入りのパンケーキと生姜ソースをまぶした苺

前菜◎サーモンとアヴォカドのタルタル　ミルフイユ仕立て

魚料理◎鯛のわら包み蒸し　じゃがいものでんぷんをベースにしたソース

口直し◎シードルとカルバドスのシャーベット

肉料理◎鴨足肉のクレピネット包み　ジュのソース

デザート１◎苺とバナナのキャラメルグラタン

デザート２◎パイナップルのエキゾチックコンポート

デザート３◎ココナッツミルクのブランマンジェ　メロンとバニラの香り

• 夜のメニューはコース料理が二つ。5775円と9009円(税、サ込)。
  アミューズ、前菜、魚料理、口直し、肉料理、デザート(後者は2品)、お茶という構成。

肉料理は前者は３種類〜５種類から選べる。ごく一部追加料金のものがある(ロッシーニとか)。デザートは6種類から選べる。また、一品800円で追加も可能。

• 23席の小さなレストラン。テーブルは大きく、ゆったり配置されている。椅子などにはほころびが見えるが、壁に品のよい置物があり寛げる雰囲気。

• 料理は家でも作れそうに見える程のシンプルさ。だけどシェフはプロ中のプロ。アイディアが光っている。
  アミューズのいちごには生姜ソースがかけられ食欲をそそり、前菜はねっとりオイリーな素材同士なのに、アヴォカドの中からほんのりカレー系香辛料が香ることで味の化学反応をひきおきしている。

  魚料理の鯛は藁のまま登場し、ゲリドンサーヴィス。藁の香りと鯛の淡白さがうまくマッチ。焼き具合のよさは言うまでもない。ソースからはじゃがいもとオリーヴオイルの素晴らしい香りも。

  肉料理は鴨肉を細かく切ってハンバーグのように固め、クレピネットで包んだもの。皿数の割に品数が多いので、この料理で帳尻を合わせているようでもあるが、鴨の味はしっかり楽しめたし、付け合せに珍しい野菜がたくさんあったのは身体にも嬉しい。

  デザートは温かいもの、冷たいものとあり、どれも魅力的。コースを通してポーションが小さかったので1品追加した。

• サーヴィス陣はベテラン、中堅、若手の三人。それぞれ個性的。ベテランは職業笑いをせず、中堅は気さく、若手は一生懸命。忙しいなか少しずつでも料理その他の話で楽しませてくれる。どの人もプロでした。

• 客層はさすが大阪。最後までビールで通しているテーブルが複数あったり、上品そうな外見のお嬢様が、店中に響き渡る声で休みなしに「なにわ人情話」をしていたりで、肩肘張らずに食べられる雰囲気。
  さらに驚いたのは酔いつぶれて「アホ！」とかどなり散らし、強制退去させられていた客がいたこと。場所柄そういう場違いな客が現れるのは仕方ないのだろうけど、お店にとって気の毒だった。慣れているわけではないだろうが店の対応は見事なもので、一度は説得して収めたが、また悪態がはじまるとすぐに退去させていた。

• ワインリストはフランス各地の物が中心。ボルドーとブルゴーニュの赤はそれぞれ約20種6500円〜。10000円を越えるものが中心。シャンパーニュは高めで一番安いものが9000円(ロラン・ペリエ)。「飲み頃ワイン」や「お勧めヴィンテージワイン」という欄もある。

• 会計は11550円。内訳はコース(5000円×2)+サーヴィス料10%(500円×2)＋税金(275円×2)。

• 料理の写真

• オーナーシェフ：高井実

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