
29日(日)
この日は、アウトバーンで70kmほど移動してチナタールに向かいます。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、テイクオフに到着です。
正面の谷間には湖が見えます。
高度差は1,300m
風はアゲインスト2m。
ここもテイクオフは広く、ちょうどいい傾斜で
なんのプレッシャーもありません。
中台さんがランディングに到着するのを
待って、次々にテイクオフします。
K路さんは、ぐんぐんあがって行きました。

ここも谷間なので、バレーウィンドに気をつけなくては
なりませんが、みんな右(風下)に流されがちです。
初め正面だった風が時間とともに左サイドに変わってきて
テイクオフが難しくなってきました。
みんながテイクオフしてから安田、島野とテイクオフします。
テイクオフするとバリオが鳴り出します。
キャノピーの上には、黒い雲が・・・

みんながランディングするとちょうどお昼時。
ランディング脇のレストランで昼食をとります。
一番上がったK路さんは、その後、悲しい思いを
した様です・・・・
昼食が済むと、スチューバイタールに戻ります。
今日まで毎日飛んでいます。
途中インスブルックから登山電車で、スチューバイまで
観光するグループと二手に分かれます。

ノイシュティフトまで戻ってくるとソアリングしている
機体が何機も見えますが、山頂付近をソアリングして
いるグループとテイクオフより200mくらい下をソアリング
いているグループとに分かれています。
リフトを降りてから200mくらい担ぎ上げしてからテイクオフしないと
上のグループには入れそうもありません。
ノイシュティフトでは、天候が急変して飛べなくなった事が
ありますので、早めにテイクオフします。
テイクオフするといくつかの小さくて強めのサーマルにあたり
はじかれます。ぐらぐら揺れてあまり具合がよくないなか、
大きめのサーマルをヒットしセンタリングを開始します。
センタリングをしながらテイクオフまであげてくると、地元の赤いUPが
すぐ上を回しています。

赤いUPを見ながらさらに、上のレストランまで上昇します。
その頃、インスブルック経由グループが到着して、続々とテイクオフ
しますが、なかなか上げる事はできません。
テイクオフ下でかなりの時間みんな粘っていると1機、2機と上の
レストランまで上げ始めました。
この日は、日曜日という事もあり、地元を含め多数のパラグライダーが
スチューバイの空を満喫したのでした。

