4月号/第15巻第4号通巻174号
ゲーム編:4月の気になるゲーム
WiiUの本体更新が4月に予定されています。ソフト終了からメニューへ復帰する際の高速化などが実施される予定で、比較動画も公開されています。実際に早くなってますが、まだ遅いと思うのでさらなる改善を望みます。
また、同時期に、WiiU用バーチャルコンソールの正式スタートも予定されています。ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンスのソフトを、テレビ画面を使わずにWiiUゲームパッドだけで遊ぶことが可能になります。こちらのほうが特に楽しみです。
配信済みタイトルの更新もいくつか行われていて、「niconico」では、ゲームパッドでの動画再生や、公式生放送の視聴ができるようになりました。やはりゲームパッド単体で動作するのは便利です。
続いて、ダウンロードソフトのミニレビューです。
上下左右から来る騒音に対し、壁を叩くことでストレス解消するリズムアクション。リズムアクションといいつつ、自由度が非常に高いという珍しいゲームです。
まず、クリアもゲームオーバーもありません。いくら失敗しても最後までプレイできます。
点数(スッキリ度)や称号で評価されるので、やりこむことは可能ですが、そんな評価よりも、どんな演奏をしたかをリプレイで見ることのほうに重点が置かれています。自慢のリプレイは、すれちがい通信で交換することもできます。
また、譜面もありません。騒音がストレス玉として浮かんでいますが、どのタイミングで叩いても構いません。あまりに遅すぎると減点になりますが、それまでに叩けば成功です。玉のないときに叩くことで別の展開につながるような要素もあるようです。
非常に人を選ぶゲームです。譜面通りに正確に演奏するといった、いわゆるリズムアクションとは対極にあります。なので、受け身で遊ぼうとすると一瞬で飽きてしまいます。
一方で、ゲームクリアよりもサウンドテストのほうが楽しいと思ってしまうような、ひねくれた人には向いています。音の出るオモチャとしては、なかなか遊べます。
中古対策といって必要以上に間延びさせたゲームが多い中で、全要素を最初から解放、途中失敗すらなしという潔さにも、非常に好感が持てます。ダウンロードソフトの良さでもありますね。
農業シミュレータ。トラクターやコンバインといった農機を運転して、農作物を育て、収穫するシミュレータです。収穫を増やし、資金を増やして、農場を大きくしていきます。
<Effect視点>
PCなどでも出ている、欧州製のシミュレータです。紹介動画を見た限り、ひたすら農機を運転する地味な感じですが、黙々と農作物と向き合うことで癒されそうです。