ゲーム編:7月の気になるゲーム

編集前記

ニンテンドー3DSの「すれちがいMii広場」が更新されました。今までの「ピースあつめの旅」「すれちがい伝説I・II」に加え、「すれちがいシューティング」「すれちがいガ〜デン」「すれちがい合戦」「すれちがい迷宮」の4つのゲームが配信されています。

新規追加の4本は有料配信で、1本500円、4本まとめ買いだと1500円となります。どのゲームもボリュームたっぷりで、6本すべてをやるにはかなりの時間がかかります。
1日10人程度のすれちがいであれば、1回のすれちがいで長く遊べる「すれちがいシューティング」、逆に頻繁にすれちがうようであれば、サクサクと進み、すれちがうほど強くなる「すれちがい合戦」、といった使い分けもできそうです。

Miiの消化だけでせいいっぱいになって、楽しめないのでは意味がないので、なんらかの割り切りは必要そうです。
Effectは3DSLLにまとめ買いしましたが、時間のかかる「すれちがいシューティング」は遊ばずに次のMiiを受け入れることが多いです。すれちがい回数がそれなりに多いので、これでも充分に楽しめています。
まとめ買いではなく、1つだけ買うという選択肢ももちろんあると思います。

続いて、ダウンロードソフトのミニレビューです。

◆<発売済>DSiウェア、「パブリッシャードリーム」

開発者を雇い、プロジェクトを立ち上げて、ゲームを開発するゲーム会社経営シミュレーション。
最初はパズルや知育ゲームしか作れないものの、開発者を育てていくにつれて、ゲーム内容もオフィスも規模が大きくなっていきます。9年以内に6つの目標を達成すればクリアとなります。

基本的に資金繰りに追われることとなります。開発したゲームの売上は、四半期の頭、3ヶ月ごとにしか入りません。しかも、固定費を払った後の受け取りとなります。入金がくれば足りるのに、順序のせいで足りない、ということがよく起きます。
1回目の資金不足では援助があるのですが、2回目以降は援助はなく、資金不足が数回起きるとゲームオーバーとなります。オートセーブなので、はじめからやり直しです。

さらに、解雇や備品の廃棄といった固定費削減ができません。開発者をプロジェクトに参加させると徐々に能力が上がるのですが、同時に給料も上がります。つまり固定費は上がる一方のため、終盤ほど辛くなります。大規模化して苦しくなるというのは、皮肉にも見えます。
4年目に6つの目標をすべて達成し、順調に進むことができたと思ったら、8年目頃から固定費が賄えなくなり、9年目の5月にとうとう資金が尽きてゲームオーバー、という結果になったこともあります。エンディングは見れませんでしたので、正確なクリア条件は「6つの目標を達成して、9年目を無事に終える」のようです。全力でサバイバルに挑むという、貴重な経験でした。

その他、開発について説明します。「開発値」というパラメータがあり、新しくプロジェクトを立ち上げると消費します。ゲームのネタや開発モチベーションを数値化したと考えればよいでしょうか。プロジェクトに所属していない開発者がいると、少しずつ増えます。

オフィスで流すBGMを変えると、開発の方針も変わります。初期の曲は「開発効率を上げる」曲で、「ストレスが減りやすくなる」曲などもあります。「効率が上がるかわりにゲームの出来が悪くなる」という曲すらあります。

ゲームを開発することになっていますが、開発したゲームは「PZL #1」などの淡白な名前となり、ジャケットもゲーム画面もありません。発売後24週間は販売本数が表示されるのですが、それ以降は表示すらされません。一応、「最高売上本数」だったソフト名は保存されますが、それくらいです。せめて全作品の開発者と売り上げくらいは記録して欲しかったです。

タイトルからわかる通り、以前紹介した「ブックストアドリーム」と同じ開発会社のソフトです。なので、前作との比較をしてみます。
どちらも基本的に眺めてるだけのゲームなのですが、こちらは開発者にパラメータがある分、淡白な印象は少し薄らいでいます。
また、難度が大幅に上がっていて、クリアするのが大変です。序盤から資金も開発値も足りないため、すぐにゲームオーバーになりますし、固定費が上がる終盤も苦しくなります。
あとは、前作より間延びした印象があります。1週間が1日なので、1年は48日となり、9年で432日もあります。前作は99日なので、4倍以上です。毎日18時にオフィスを閉めるとき、途中の机に引っかかって進む事のできない開発者をひたすら待つという演出も入り、これも間延びした印象を強めています。前作同様、早送り機能もありません。

見た目に反して、手応えのある難易度のゲームです。ただし、全体的に淡白で、間延びしています。
200円でも相当長い時間を使うので、そういうのが好きな人におすすめでしょうか。10時間やってもクリアできてません。これがクリアできればそれなりの腕前、と言える難易度だと思います。
個人的には、サクサクと遊べた前作のほうが好印象でした。前作より面白くなっているのに、間延びしたのが残念です、

PSVPSV>同

PlayStation3PS3>時

▼25日、「ドラゴンズクラウン」

同時プレイ型のベルトアクションRPG。ファイター、ソーサレス、エルフといったキャラクターを操作し、ダンジョンを探索していくゲームです。3Dでありながら横から見た2D視点で進んでいきます。

ローカルでの参加、PS3とVitaでの参加、ネットワーク経由での参加といった同時プレイが特徴となっています。最大4人まで参加可能、足りないときはNPCが自動で操作します。

<Effect視点>
一味違うゲームを作り続けるヴァニラウェアの開発です。ここ数年は協力型のゲームが主流ですが、横視点のベルトアクションは穴場ですね。テーブルトークRPGのような、みんな集まってダンジョンに潜る感じが楽しそうです。


(2013/06/30更新)このページへのリンクは良心の範囲で自由です→詳しく

REF★ラジオエフェクトメニュー月刊!気になる記月刊2013