9月号/第15巻第9号通巻179号
ゲーム編:9月の気になるゲーム
9月は東京ゲームショウがあります。年末に向けての新作、また、新ハードの情報なども楽しみですね。
続いて、ダウンロードソフトのミニレビューです。
野球ミニゲーム集+値切り。「打つ」「守る」といった野球の一要素を切り出したミニゲーム集です。
ダウンロード自体は無料で、「打つ」の体験版のみを遊べます。追加コンテンツを購入することでゲームを増やすことができます。この追加コンテンツ購入には、現実のお金を使うのですが、その価格を「値切る」ことができます。「値切り」に成功すれば、安く購入することができます。
「値切りで失敗すると損するのでは」ということが心配になりますが、そこは大丈夫でした。
値切りを始めるには「ゆで卵」というアイテムを使います。値切りに失敗しても、ゆで卵がある限り、再チャレンジ可能です。このゆで卵は、ミニゲームを繰り返して遊ぶことで豊富に手に入ります。
値切りのヒントをくれるキャラクターもいます。底値より高く買おうとすると「もっと値切れる」と教えてくれるので、ひたすら底値を目指して値切りにチャレンジできます。
つまり、失敗ばかりでも、いつかは底値購入ができるということです。もちろん値切りが面倒であれば、定価購入もできます。
なお、値切りではなくクーポンを組み合わせて値引きするゲームもあるのですが、こちらはクーポンの無駄遣いをすると足りなくなることもあります。
簡単な算数なので、紙にでも書きながら、すべてを底値で買える組み合わせを考えるといいと思います。決済するまでは、クーポンの組み合わせを何度でも試すことができます。
ミニゲームは、「打つ」が4種、「守る」が2種、「狙う」「審判」「道具手入れ」「バット作成」、といった10種類あります。「バット作成」以外は、オモテ25面、ウラ25面という大ボリュームとなっています。
中でも、「ウルトラマシン」というバッティングセンターのゲームはオススメです。タイミングよくボタンを押すだけですが、効果音といい、反応といい、快感度が高いです。立体視とも相性がいいですね。
全体的にサクサクと遊べて、止め時に困るミニゲーム集、といった感じで、ゲーム&ウオッチを彷彿とさせます。ひたすら続けるスコアアタックもあり、すれちがい通信でスコア交換もできます。
一部、メニュー類の不便さに不満がある点や、ミニゲームによっては人を選ぶ点などが欠点ではありますが、気になるのはそのくらいでした。
列車運転シミュレータ。岐阜県に実在する、長良川鉄道のシミュレータです。
収録されているのは実写の立体映像です。実在の、自然いっぱいの風景の中で、運転できます。
また、沿線の情報も収録し、観光地や名物などを調べることができます。のんびりとした旅気分を味わえそうです。
<Effect視点>購入予定
列車の車窓は立体視との相性が良さそうです。3DSが出た頃には「電車でGO!」シリーズすら下火になっていたので、まさに待望といったところでしょうか。
地域密着というのも特徴です。ローカル私鉄は全国にあり、経営に苦しんでいるところが多いです。こういったゲームソフトが町おこし、路線おこしになると面白いです。