4月号/第16巻第4号通巻186号
ゲーム編:4月の気になるゲーム
4月は消費税が上がります。当然、パッケージソフトは転嫁され値上げとなりますが、ダウンロードソフトの値段が心配です。税込価格が変わらないソフトもあるようですが、なかなか詳細が発表されません。
WiiUと3DSのバーチャルコンソールは、どうやら転嫁されるようです。4月からはクラブニンテンドーのポイント対象からも外れるそうです。
DSやWiiに関しては、旧ハード用のニンテンドーWiFiコネクション(青)の終了も近づいています。有料サービス(赤)を除いて、5/20で終了となります。DSやWiiでの無料のネット対戦や、スコアランキング、「バンドブラザーズDX」の楽曲ダウンロードなども終了となります。
なお、3DSソフトやWiiUソフトで使う、ニンテンドーネットワーク(オレンジ)は健在です。
続いて、ダウンロードソフトのミニレビューです。
対戦型ボードゲーム。モノクロの世界で、六角形の陣地を取り合います。
基本ルールはリバーシ(オセロ)で、相手のコマを挟むと自分のコマにできます。盤面が六角形になっているほか、コマの個数以外での決着ルールが追加されています。
盤上に「六」の字型のオレンジエリアが13マスあり、13マス全て同じ色になるか、6対7になると、その時点で終了です。6対7の場合は、6個のほうが勝ちです。
ほかにもルールはあるのですが、6対7による決着が多いです。オレンジエリアを常に気にしていないと、いつの間にか決着がつきます。挟んだ結果が7対6になって、相手が勝つこともあります。
ただ多く取ればいいというものではなく、しかも一手で大逆転決着が起こり得るスリルが面白いです。単純なのに毎回、意外性があります。
CPUはほどほどの強さでサクサクと遊べます。対人戦は1台の本体を受け渡して遊び、通信機能はありません。
なお、ゲームとして見た場合には、セーブデータが無いという欠点があります。ゲームの設定も勝敗記録も残りません。ゲームとしては淡白ですね。
一方でアートとしての側面がかなり強いです。何から何までモノクロの世界に少しだけのオレンジ色。不思議な感覚のBGMとSE。作者が影響をうけたというゲーム&ウオッチのテイストも入っています。
画面写真からも、その個性が強く出ています。画面を見てピンと来た人であれば「なんかアートっぽいオモチャ」として気に入ると思います。
短時間レトロゲームオムニバス。ファミコンソフトのおいしいところを切り出して、お題にそって遊ぶミニゲーム集です。「階段での連続1UPを成功させる」、「アイスクライマーの野菜を全部とる」といった原作に沿った懐かしいお題や、「巨大クッパを倒す」、「ルイージでマリオを助けに行く」といったアレンジ面などがあります。また、ミニゲームだけではなく、ステージがすべて反転している「スーパールイージブラザーズ」も収録されます。
<Effect視点>購入予定
ダウンロード版の「1」と「2」、両方をセットにしたパッケージ版の「1+2」があります。「1」は既に配信中です。パッケージもダウンロードカードも、ファミコンに思い入れがある人にはたまらないデザインです。