7月号/第18巻第7号通巻213号
7月の気になるゲーム
6月配信ダウンロードソフト
E3に合わせて、ハード関連の情報も徐々に出てきました。
2017年末予定のXboxのScorpioは「すべてのXbox」と互換があるそうで、ここにきて過去の資産が活きてくる面白いハードだと思いました。
魔王とのラストバトル中に記憶喪失になった勇者が、冒険の思い出を取り戻すRPG。思い出している間、魔王の猛攻を仲間が食い止め、無防備な勇者を守ります。
記憶喪失から記憶を取り戻すまでの(ゲーム内の)5分間で、長い冒険の旅を回想シーンとして追体験します。少しずつよみがえる思い出から、冒険の意味、そして魔王の倒し方を見つけます。
<Effect視点>
アイディアが素晴らしいです。思い出した時にはカットインが入るようですが、かなりの爽快感ではないかと予想します。過去の記憶とはいえ、もちろん分岐もあるようです。
ゲーム画面もドット感あふれる昔懐かしい感じです。他の機種への移植にも期待しています。
降ってくる星をジャンプして集める面クリア型のアクションゲーム。1月発売の「8BIT MUSIC POWER」に続く、2016年の「ファミコン用カートリッジ」第二弾となります。ファミコン本体や互換機が必要です。
元々ファミコン用として個人(ホビー)で開発され、東京ゲームショウなどにも出展されたソフトです。内容を強化したうえで実際にファミコンカセットとして発売されることになります。グラフィックもサウンドもファミコン黄金時代の著名スタッフが多数参加した豪華版です。
<Effect視点>
あくまでもファミコンの性能の中で、容量と技術と根性とセンスを詰め込んで豪華な演出をしています。ただの懐古ではない「最新のファミコンソフト」になっているようです。
なお、任天堂のライセンス商品ではない、独自のカセットとなります。前作「8BIT MUSIC POWER」はハードとの相性問題が強いようで、任天堂純正のファミコンであっても製造時期によって動くものと動かないものがあったそうです。今作では相性問題を軽減したそうですが、心の準備はしたほうがよさそうです。
1vs1の対戦型3Dアクション。相手の攻撃を避け、相手をロックオンして魔法を撃って攻撃します。前後左右に飛び回りながら撃ち合う、ハイスピードな対戦アクションです。
DSiウェアの前作と比べて、キャラクター数を倍以上に増やし、さらにネット対戦もできるようになりました。
<Effect視点>
DSi版はプレイ済みです。忙しいゲームなのでなかなか手が追いつきませんが、シンプルで爽快感のあるバトルをサクサクと遊べました。剣と魔法の世界のはずですが、どことなくロボット感のあるシステムで、とあるバーチャルなロボット対戦ゲームのファンも反応していました。
この3DS版には、ネット対戦やサバイバルモードといった、長く遊べるモードが追加されていて、正統進化と言えそうですね。削れるところは削りつつも面白い部分に全力を注ぎ込むメーカーという印象です。