4月号/第20巻第4号通巻234号
3月配信ダウンロードソフト
4月の気になるゲーム
今月分は久しぶりにソフト増量でお送りします。どれもニンテンドースイッチらしい、想定外のソフトとなります。こういう時、新ハードが出て本当に良かったと思います。
高知県に伝わる「ズン」というローカルなトランプゲームのソフト。ページワンやドボンに似ていますが、手札を減らしてゼロにするのではなく、「手札の合計が場のカードの数字と同じ時(ズン)」のみでアガれるというルールです。
CPU戦、ローカル対戦のほか、インターネット対戦にも対応。インターネットランキングもあります。
<Effect視点>
高知出身のポイソフト社長さんが「地元以外で知っている人に会ったことがない」という理由で開発してしまったそうです。よく知られた定番ゲームではなく、知る機会が無かったであろうローカルな遊びを世界中の人と楽しむことができます。
運の要素が強いので初心者でも入りやすい一方、読み合いが大事で読み通りになった時の快感が熱いです。画面や演出などはシンプルですが、今後バージョンアップをしていくようなので期待しています。
2人まで同時に対戦できる4人打ち麻雀ソフト。画面に直接「ついたて」を置いて無理やり2画面にすることで、1台の本体で2人対戦ができます。シンプルな対局のほか、ルールや用語の説明を見る機能もあります。
<Effect視点>
「ニンテンドーラボ」が話題となる中、一足先に物理的な「ついたて」スタイルを実現しています。公式サイトでもオリジナルの「ついたて」用画像が公開されています。コントローラが2つあり、細かいグラフィックを表示できるようになったことで実現した、まさにニンテンドースイッチらしいソフトです。
現時点では不具合や不便な点もあるようですが、アップデートパッチを開発中とのことです。不具合修正のほかに、新機能追加もあるそうです。
スイッチ本体と段ボールを組み合わせて新コントローラを生み出すオモチャ。ジョイコンの振動で走るリモコンカーなど、基本の5種類の遊び方が入っています。
段ボールを組み立てて、自分でコントローラを作ります。段ボールなので色を塗ったりデコレーションも自由自在。さらに機能を組み合わせて自分だけの新しいコントローラを作り出す遊び方もできます。
ロボットを操作する「ロボットキット」も同時発売されます。
<Effect視点>
HD振動、IRカメラ、ジャイロといったジョイコンの機能を活かした、新しい遊び方ですね。新しすぎてジャンル分けが難しいです。工作であり、プログラミングであり、ゲームとして遊べ、さらに新しい遊び方を作り出すこともできます。
パーツも段ボールと紐で組み立てますし、機能も「ボタンを押したら」→「振動する」のように画面上で組み立てていきます。一見魔法のような不思議な動作も、実際に組み立てることで仕組みを理解できるわけです。