7月号/第24巻第7号通巻285号
大幅に更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。
トランプのイカサマを駆使してギャンブラーを倒していく、イカサマアドベンチャー。
18世紀のフランスを舞台に、伯爵の相棒として数々のイカサマを駆使して、のし上がっていくストーリーです。実在するイカサマを、コントローラで実際に操作して実行するようです。
<Effect視点>
イカサマがメインのゲームというのも珍しいですね。
ゲームプレイ自体は伯爵に任せて、プレイヤーはひたすらイカサマを仕込むことに特化しているようです。
7つの世界のオムニバスRPGのリメイク。
RPGでは珍しい、原始時代や西部劇、SFといった様々な時代のストーリーを、好きな順番で楽しめます。
基本となるRPGのシステムは共通ですが、ひたすら闘うだけの格闘シミュレーション、会話だけで進むアドベンチャー、トラップ作成シミュレーショhンなど、味付けが世界ごとに違っています。
<Effect視点>
原作となるSFC版もWiiUとNew3DSでバーチャルコンソールが配信されています。
リメイク版では当時の2Dテイストを活かした3D表現になり、遊びやすさの面でも強化もされているようです。
豪華なイラスト陣と、衝撃のシナリオがよく話題になりますが、同じシステムで異なるプレイ感・ゲーム性を表現している点や、個々のストーリーが短いからこそのやりこみ要素なども特徴と思います。
音声医学という医療が発達した現代日本での、お仕事ストーリー。
合唱ユニットから生まれたオリジナル作品です。
歌うことで治療するヒーラーという職業がある世界で、3人の高校生が一人前のヒーラーを目指して奮闘します。音声医学というテーマに向き合いながらも、高校生らしく学校生活をしたり、実家の田舎に遊びに行ったりと青春日常要素もあります。そんな中でヒーラーとして成長していく姿が丁寧に描かれていきます。
医療や手術のシーンもあるのですが、歌うことで広がるイメージ、主に風景を描くという手法なので、純粋に美しいシーンに美しい合唱という組み合わせが展開されます。
全体的にほんわか、ほっこりする優しい世界が描かれます。「癒し」に特化した楽しいストーリーです。大きな波乱はなくとも、しっかり面白さを伝えている構成が素晴らしいです。
音楽に対しても真剣に描いているようで、「432Hz」という単語が出たときにはニヤリとしてしまいました。ところどころ本格的な内容で支えられていて、架空の設定なのに違和感のない世界を作りあげています。
新人声優16人がそれぞれの道で活躍していく、お仕事ストーリー。
アプリを元としたアニメ化作品です。
新設された声優事務所に集まった16人の新人声優が4チームに分かれ、アニメ収録、2.5次元アイドル、ラジオ配信といった仕事に挑みます。
序盤は花形であるアニメ収録組がメインに描かれます。アフレコあるあるを盛り込みながら、音響監督や先輩声優の個性あふれるやりとりが楽しいです。
一方で、なかなか仕事を得られないチームの苦悩も描かれます。「産廃声優」とまで自虐して、もがく姿には応援せざるを得ません。
全体的に話の出来にバラツキが大きく、「そんなばかな」「なんじゃこりゃ」となる回はあるのですが、その分、良回の爆発力はとんでもなく強い作品です。
特に後半に入ってからの盛り上がりには驚かされました。