編集前記

告知があった通り、7月15日から「ファミコン40周年キャンペーンサイト」が開設されました。スマートデバイスを使って同時参加する「全国一斉クイズ」なども開催されています。

7月配信ダウンロードソフト

NintendoSwitchNS>HP

▼7月20日、「爆裂武装バルビークル」

12機の戦闘車両を乗り換えて突き進む、コミカルシューティング。

基本的に2Dの横スクロールシューティングで、ステージボスを倒すと次の面に進める面クリア型です。

特徴の異なる12機の戦闘車両から参加機体を選ぶシステムで、ここがゲームとしても重要な要素になっています。
12機それぞれにHP(耐久力)が設定されていて、受けたダメージは次ステージに持ち越されます。HPが0になり破壊された機体は、次のステージ以降には使用できなくなります。いわばシミュレーションRPGのユニットのような扱いですね。

得意な機体で進めていくか、使いやすい機体は後のために温存しておくか、といった駆け引きの要素が加わっています。
なお、通常の難度では多少のゴリ押しも効くようで、スコアを極めるのでなければ、深刻に考えこむ必要はないようです。

<Effect視点>
美少女パイロット×ゴリゴリのメカという、いかにも80年代のマニアックなテイストですね。宇宙開発が進んだ近未来なのに西暦2010年という点もなかなかのツッコミどころです。よくわかっている作風なだけに、ゲーム内容も凝っていますね。個人的に、シューティングパートでも粗目のドットな点が、見やすくて嬉しいです。

気になるアニメ

放送中

「自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う」

異世界に転生した自動販売機が奮闘する、販売戦略サバイバルファンタジー。

自動販売機を愛する青年が、交通事故により異世界へ転生。ただし、その姿はなんと自動販売機でした。

幸いにも、電源や商品補充、空き容器の回収などは不思議な力で対応できます。そのかわり、商品の売上から得られるポイントを維持費として消費する仕組みです。
自力では移動もできず、コミュニケーションも定型文の音声再生だけ。ポイントが溜まれば新機能や新商品を得られますが、ポイントが尽きれば稼働停止となるサバイバルが始まります。

たまたま理解力のある冒険者と出会ったことで、人の多い集落にたどりつきます。それでも魔物との争いが続く危険な世界です。
時には宿屋の客寄せとして、時には防衛線の夜勤の支えとして、時には戦地での安全な水と食料の供給担当として、ファンタジー世界に馴染んでいきます。

どうやらポイントで得られるスキルには、移動や会話も有るようですが、自販機マニアとしての矜持なのか、手に入れることは無さそうです。
一方で、自販機としての機能にはこだわりがあり、アタリ抽選機能、カップ麺用のお湯の提供など、多種多様な自販機になっていきます。

ファンタジー世界で自販機として何ができるのかを見極め、困難な状況を切り抜けていく、そな自販機愛が突き抜けた作品です。

放送中

「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」

孤島の田舎で育った少女が、錬金術と出会い、夢を見つけていく錬金術ファンタジー。

湖に浮かぶ孤島の村の農家で育った少女は、退屈な日常の中で冒険にあこがれています。その島にやってきたのは、旅暮らしの錬金術師と護衛の戦士。平凡だった田舎の生活が、大きく動き始めます。

まったく未知の力である錬金術と出会った少女は、錬金術にのめりこんでいきます。幼馴染の仲間と共に、採取や探検で着実に経験を積み重ねます。

25周年を迎えたゲーム「アトリエ」シリーズからのアニメ化です。以前には「エスカ&ロジーのアトリエ」もアニメ化されました。
他作品と比べると、行動範囲は狭いものの、冒険と成長を重視しているようです。主人公が完全な初心者な点や、お店要素が少ない点なども特徴でしょうか。モンスターのぷにぷにや、爆弾のフラムなど、シリーズお馴染みの要素も登場しています。

なお、シリーズ同士の繋がりは緩いので、単体で見ても楽しめます。主人公が初心者スタートで、おそらく短期間の物語になることなどからも、一層トッツキやすさに繋がっています。
少年少女がちょっと背伸びをして冒険する良質なファンタジー作品として作られていて嬉しいですね。太ももばかりが話題になりますが、ストーリーも骨太でしっかりした作品です。


(2023/07/31更新)このページへのリンクは良心の範囲で自由です→詳しく

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