編集前記

この号で通巻300号達成です。ありがとうございます。

9月28日にNintendoSwitchで「EGGコンソール レリクス PC-8801」が配信されました。
レトロPCゲームの復刻シリーズ「プロジェクトEGG」を、NintendoSwitchでも展開するという新プロジェクトです。今後「テグザー」「シルフィード」が配信予定とされています。また、3月のプレスリリースでは「ハイドライド」などの多数のゲーム画面が掲載され、PC版で配信中タイトルも可能な限り配信できるよう開発を進めるという宣言がされています。
なお、基本的にコントローラで遊べるタイトルが中心になると思われますが、NintendoSwitchでもUSBキーボードが使えるので、そういったタイトルにも期待しています。

9月配信ダウンロードソフト

NintendoSwitchNS>1分58秒

▼9月15日、「F-ZERO 99」

99人バトルロイヤル型レースゲーム。
オンラインで99人同時に対戦する、三人称視点のレースゲームです。

スーパーファミコン版「F-ZERO」をベースに、オンライン99人対戦向けにカスタマイズしています。基本的に早くゴールすればいいのですが、99台が同時に走る密集状態なので一筋縄ではいきません。どんなに早く走っても耐久力切れやコースアウトで爆発してしまえば即敗北です。まさにサバイバルレース。

基本的にオンライン対戦専用なので、NintendoSwitchOnlineの加入が必要ですが、加入期間中であればすぐに遊べます。

<Effect視点>
長らく続編が出ていなかったのですが、まさかのバトルロイヤル版の登場です。「マリオカート」ばかり続編が出ていましたが、「F-ZERO」らしく硬派でストイックな印象ですね。
懐かしいスーパーファミコン当時の音楽やグラフィックはそのまま、バトルロイヤルになっているのが面白いですね。当時、使い道が無いと言われていた緑の機体も、何かしらの救済があるかもしれません。

気になるアニメ

2023年7〜9月期

「Lv1魔王とワンルーム勇者」

中途半端な姿で復活した魔王と、落ちぶれた勇者の交流を描く、悲哀と熱血のコメディ。

10年前に勇者に倒された魔王は、勇者に再会するために中途半端な姿で復活します。はるばる会いに行った勇者は、すっかり落ちぶれたオッサンの姿に。元の勇者の栄光を取り戻そうと、甲斐甲斐しい魔王との共同生活が始まります。

10年前はファンタジーだったはずですが、現在の街並みは完全に現代日本。ワンルームでTVを見ながら台所で鍋料理を仕込む魔王、なんて姿が描かれます。

かつて魔王を倒した勇者パーティーは4人組。すっかり落ちぶれて、傍観者を決め込んだ勇者。王国の行政に関わる長官として働く僧侶。共和国独立を宣言して王国と敵対する戦士。そして、行方が描かれない謎の魔法使い。

少しずつ明らかになっていく王国の現状。魔王を倒したことで結局は人間同士で争うことになってしまうという皮肉。
複雑に絡み合いながらも、悲哀と下品に満ちたギャグと、テンポの良さで引き込まれる展開です。

一方で異種族との信頼を育む魔王と勇者。魔王がとことん人格者として描かれているのが心地よいです。どこまでも勇者の復活を信じ、フォローし、背中を押していきます。
物語は大きく動き始めますが、人物それぞれが「良い」と思ってとった行動が、集約されていく終盤が特に素晴らしいものでした。1クールの区切りを綺麗に決めていて、好感がもてます。


(2023/09/30更新)このページへのリンクは良心の範囲で自由です→詳しく

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