10月号/第27巻第10号通巻324号
2026年2月から、「Nintendo Switch Online 追加パック」加入者向けに、「バーチャルボーイ Nintendo Classics」サービスが予定されています。30年以上前にゴーグル型の立体視ゲーム機を実現していた「バーチャルボーイ」のソフトを遊べます。
元々の出荷台数も少なく、いまでは希少なゲーム機になってます。構造が特殊なため、再現することも難しかったと思います。そんなゲーム機wを体験できるのは嬉しいですね。
それに合わせて、Switch本体やSwitch2本体を差し込んでゴーグル型にする専用ハードが発売されます。バーチャルボーイ本体を再現した本格派のハードと、紙製の廉価版ハードの2種類が用意されています。こちらのハードの予約も開始されました。
なお、専用ハード(アタッチメント)が必要なのに、Online加入が必要な点が少しきになります。パッケージ版があれば長期にわたって遊ぶことができるので、検討してほしいですね。
現代インドを舞台にしたミステリーアドベンチャー。インド映画の俳優から転身した探偵が、大きな事件に挑みます。
サイドビューで描かれるインドの街並みを駆け回って、証拠や証言を集めます。集めた証拠を推理ボードに当てはめて事件の真相を導きだします。
インドらしく「ボリウッドダンス」や「クリケット」などのミニゲームもあります。ミニゲームを成功させて新たな証拠を集めます。
<Effect視点>
開発したMasala Games社はインドの会社です。カラフルで多様性国、インドを知ってほしいという思いがこめられた作品のようです。日本でもインド映画が有名ですし、もっと深く知ることができそうです。
高校ボウリング部の5人が戦国時代にタイムスリップする、時代を超えた群像劇。
事前情報では、信州・千曲市を舞台にしたボウリング部のスポーツものとして予告されていました。しかし、1話でいきなり戦国時代へタイムスリップしてしまいます。部員たちは現代へ帰れるのか、そして戦国の人たちは生き延びることができるのか。
とまあ、ボウリングの玉が起こすトンデモ現象でストーリーを引き回しますが、戦国時代と現代との考え方や暮らしのギャップも描かれていきます。現代高校生がタイムスリップしたら困るであろうことも描かれていきます。
肝心のボウリングについては、タイムスリップのキーアイテムになったり、戦国時代の人たちとの交流のツールになったり、うっすらと関わることが多いです。スポーツをメインにしたアニメではなさそうです。
1話冒頭は、主人公が1人で誰かからの手紙に涙するシーン。5人の物語のはずなのに、なぜ1人しかいないのか。戦国時代特有の命の軽さが描かれる中で、このシーンが利いてきます。この先、何が起こるか。まったく予想できないシナリオでした。
他にも多くの謎が散りばめられていますが、次々と惜しみなく明らかにされていきます。
トンデモ設定が目立ちますが、一方では考察する楽しみも味わえます。1クール12話できっちりまとめた点が、この作品の良さだと思います。
戦国時代のキャラは80年代から活躍する声優さんが担当されています。意図的な指示だと思いますが、演技も少し古くしているように聞こえます。現代組と演技に違いがあって、それが空気の違いとして活きているところも面白いです。
ご当地アニメでありながら、大部分は戦国時代のため、直接出てくる聖地は少なそうなのが惜しい点です。
ただ、ありふれたご当地アニメよりもインパクトは抜群。聖地よりも知名度とインパクトに全振りした作戦と考えると面白い手ですね。
なお、現地では歓迎ムードで、ラッピングバスなども走っているそうです。長く愛される作品になるといいですね。