文庫第3巻。
素人7人による武器屋経営も半年が経過。季節は冬となり、四、五年振りの大雪が降り積もる中。……エクス・ガリバーは、潰れた。
再建費用を稼ぐため、「天下一武器屋祭」の会場へ、大陸横断鉄道で北上する7人。白い雪の街、黄金色の麦畑、赤茶の大渓谷と移り変わる景色。乗客や乗務員との出会い。今度の武器屋は旅情編。
マーガス。15歳、男。
大雪に大はしゃぎの主人公。レンジャーの素質があるらしいが、専念できずに武器屋と掛け持ち中。
ジャン。15歳、男。
今なおノリと直感で生きる男。寒さに弱いのに大雪が降ってきて大変。
イッコ。17歳、女。
街の大聖堂に人生を賭けている豪快なお姉さん。旅行ということは、大聖堂から離れてしまうことに。
ノン・ライアン。17歳、女。
のんびりしたお姉さんで、新婚3ヶ月。義理の祖母から手紙が届き、休暇をとる予定。
ドノヴァン・レイン。16歳、男。
優しく寡黙な大男。「エクスが潰れた」事件の第一発見者。
ミニィ。15歳、女。
唯一の学生で、超絶ぶりっ子。今回はなぜか様子がおかしい。
ケンジ・ムラマサ。12歳、男。
最年少ながら武器屋のブレインで常識人。素直になれないひねくれた口調は健在。
ロト・セブン。27歳、男。
現役最強、伝説の英雄と呼ばれるドラゴンキラー。エクス・ガリバーを「天下一武器屋祭」に招待した。
イッコの母。
病床の身だが、娘を思いやる気持ちは強い。
鉄道警備隊のお姉さん。
赤い制服にブロンドの髪が映える美人のお姉さん。エクスの七人の乗る列車に同乗し、護衛する。
トッド・ライネ。14歳、男。
列車内で出会った、武器屋祭出場者3人組の1人。西の大陸生まれ。武器屋のリーダーを尊敬している。
サエ。11歳、女。
列車内で出会った、武器屋祭出場者3人組の1人。家事に勉強に大活躍の看板娘。
クロエ・ナバール。20歳、女。
列車内で出会った、武器屋祭出場者3人組の1人。占いの使い手で、未来予知もできる。