出雲センチュリーライド2010

 平成22年9月19日 2年ぶりに出雲センチュリーライドに参加する

9月18日(土)大会前日

 まずは、前日受付のためにイングリッシュガーデンに行き受付をする。今年は井上親子・Matthewと自分の4人の参加だ。しかし、スポーツエントリーで4人一緒に申し込みをしたのに井上パパは、ゼッケン①、かつ君は296番、Matthewは306番、そして自分は57番とみんなバラバラだ。ひょっとしたら、これは年齢順で井上パパは65歳で最年長じゃないかと受付の時に聞いてみる。しかし、答えはスポーツエントリーの方でのコンピュータ入力順だそうだ。入力順にしては、申し込みは締め切りぎりぎりの8月30日だし、どう見ても年齢順しかないと思う。

 

それはさておき、無事エントリーをすませあたふたと今日の宿泊ホテルレークインにチェックインして一昨年も前夜祭をした「根っこ」へ予約をしておりそこへ直行だ。事前に、6時と予約していたが到着時刻に遅れが出て予約を7時、7時半と2回も変更したのでいそいそと遅れまいと「根っこ」へ向かう。さすがにこの辺では人気のお店と会ってもう満員状態で待ちが出ていた。

 2階の掘りごたつのテーブルに案内されるが、店員さんが最初から、「今日は、満員でお料理の方が時間がかかってしまいますがよろしいでしょうか。」と来る。こちらは、予約時間を何回も変更していたし前もってこう言ってもらえれば、少しくらい待たされても腹は立たない。

 とりあえず、生ビールを頼んで乾杯から始める。料理は、山陰名物”のどぐろ”の開き、刺身の盛り合わせ、マグロのカマ、軟骨の唐揚げ、焼き鳥の盛り合わせ等ばーっと頼むが、店員さんの言ったとおりなかなかこない。

 しかし、マグロのカマは大当たりでとても2人くらいでは食べきれないような大きさで4人で頼んでちょうどいいくらいだ。また、このカマが肉厚がありとてもおいしい。今度きたらこのカマとのど倉路は外せないだろう。ほかの料理も、揚げ物は結構塩辛いがそれ以外は外れもなくどれもおいしい。

 井上パパは、アルコールを制限されているらしく、「2杯までよ。」最初から釘を刺されていた。それでも、生ビールのコップがジョッキではなくて少し大きめのコップということもあり3杯までは許されていたみたいだ。

 「根っこ」で9時半頃までいて松江駅のコンビニで明日の朝食の買い出しだ。前回来たときにはこのコンビニがあることに気がつかず当日の朝、コンビニを探して朝食を買った覚えがある。

9月19日(日)大会当日

 ホテルロビーに5時半に集合だがMatthewがなかなかやってこない。前回、目覚まし時計が鳴らなかったと言って遅れて降りてきた前歴があるだけにMatthewが心配だ。井上パパは、しっかり5時半前には出てきておりかつ君も少し遅れて降りてくる。心配したMatthewだが、それでも5分遅れで降りてきてスタート地点であるイングリッシュガーデンに向かう。途中、自走で走っていく参加者達を何人も見かける。

 イングリッシュガーデンには、6時前には到着するがもうすでにイングリッシュガーデンの駐車場はいっぱいですぐ近くのJAの裏の臨時の駐車場へ誘導される。しかし、この臨時駐車場も自分たちが入ってすぐにいっぱいになりそれ以降は、3Kmも離れた駐車場へ止めなければいけないみたいだ。今年は、早めの出発にして大正解である。

 

 自転車を組み立て補給食を積んで、ジャージに着替えて準備を整える。相変わらず、他の人の自転車をみるとどれも高価な自転車ばかりだ(最近は、だいたいわかるようになってきた)。それに引き換え私のは、もう4年目になるGIANT OCR3とかつ君に言わせるとチューブの中に餅を詰めて走っているバイクだそうだ(それほど重たいと言いたいらしい)。しかし、スタート直前に横にいる人のバイクを見ると何と私と同じ年式のGIANT OCR3でしかもホイール等は元のままという、いわば私よりは重たいバイクに乗っている人を見かけた。

 ゼッケンを見ると私と近い59番で、年齢を聞いてみると私と同年齢らしい。これでちまたのゼッケンの謎もやはり年齢順と言うことが伺える。よく見れば、GIANTのOCRもぽつぽつ見かけることが出来た。やっぱり、お金がないものはエンジンを鍛えておけばいいのだ(と言っても今年は明らかに走り込み不足でとっても不安ではあるが)。

 7時半になりいよいよスタートとなるが石見とかと同じで早いと思うものが前の方へ行き早いスタートとなる。今年は例年と違って一人一人のスタートではなくてある程度固まった人数ごとにスタートさせているみたいで、2〜30台スタートすると次の固まりをスタートさせていた。しかし、出てすぐに我々のすぐ前を走っていたスタッフのバイクが、道を間違えて県道に出てしまい何台かそれについて行ってしまうというハプニングもある。すぐに気がついたのか引っ返して本来の順路に戻って言っていた。

 今年は、かつ君曰く前回参加したときよりも格段に「ゆるい」とのことで、安心してスタートするがなんとスタートしてすぐにアップダウンの連続で前回参加したときと同じコースである。あのときも、最初のアップダウンで前を行く自転車について行こうとしてかなり足を使ってしまった経験がある。今年も、同じような感じである。しかも、私の前を行く井上パパは初参加でもうかなりしんどそうである。

 Matthewは、早いので最初から先頭集団に混じってスタートしているからスタート前に見てから自分たちがゴールするまで見ることはないだろう。

 最初のエイドステーションまで29Kmあると聞いていたが22Km来たところで突然最初のエイドステーション「ゆらり」に着いてしまいちょっと拍子抜けをする。前回参加したときと同じでチェックポイントで長い列が出来ていた

 ここでちくわと水分の補給を受ける。地元のボランティアの皆さんありがとう

 この時点でサイコンの距離はまだ21Kmしか走っていない あと140Km残っている

 すごい上りだ?

 築地松:お屋敷の風よけとして、近隣の斐伊(ひい)川流域の古い農家にはたいがい、この松でつくられた大きな生け垣があったそうです。出雲地方でしか見られないもので最近は松食い虫の駆除のための薬剤が高価なのと選定できる職人さんが減っていることなどからどんどん減少しているみたいだ。たしかに、5m近くもある高さのこの生け垣を維持していこうとすると大変であろう。この辺では、結構この生け垣のある家がたくさんあったがそれでも手入れの行き届いていないであろう家も多く見られた。

 途中、ひまわり祭りというのがあって畑一面にひまわりが咲いていたとても壮大でいつか映画で見たアラン・ドロンの「ひまわり」を思い出した(ちょと時代がわかるなあ)。映画の中でひまわりが一面に咲いていてその黄色が目に焼き付いている。しかし、こう言ったところを通るコースを設定するなどなかなか意気である。

 ここでも沿道にきばなコスモスが綺麗に咲いていた 今回のコースは、景色でいろいろ楽しませてくれてあちこちでつい写真を撮ってしまう。しかし、こんな余裕もここら辺で半分を過ぎた頃からはそんな余裕はなくなってしまう。

 第2エイドステーションの雲南市加茂ラメール

 ここのエイドステーションでは、団子入りの豚汁がふるまわれていた かつパパが大根が苦手だと言って自分にくれたためここでも2杯食べてしまう(こりゃあ食べ過ぎだ)

 旧砕石場を抜けて上りが続いていく

 ブリーフィングの時に途中天然水の補給か所があると聞いていたが、コースから100m位入った民家で庭先にある水道(と言ってもポンプで地下水をくみ上げている)がありその地下水の水をその家の人がボランティアで分けてくれていた。なんと自家製の梅干しも提供されていてとてもおいしくもありありがたくもあった。

 こういったボランティアの人たちの協力でこの大会が成り立っており島根の人たちの人柄がよく出ていてまた、島根が好きになってしまう。この地下水は、とても冷たくて思わずヘルメットを脱いで頭から水をかぶる。とっても気持ちがよく生き返った気がする。ボトルの水もこの地下水に入れ替えてまた出発する。これから先はまだまだ上りが続くみたいなので活を入れてでる。

 天然水を補給してからしばらくまた峠を登り切ってから長いダウンヒルを先に降りる。このときに最高速度75Kmが出ていたらしい。先に行ってかつ君達が降りてくる写真を撮ろうとどう余の横に寄せて止まろうとしたときアスファルトがなくて軟らかい土だったもので止まったとたんに思わず立ちごけをしてしまう。

 すぐ後ろから来た人に「大丈夫ですか。」と声をかけられすぐに「大丈夫です。」と返事をするが立ちごけなんて久しぶりでとっても恥ずかしい。この写真は、その立ちごけのあとに撮った写真である。

 第3エイドステーションのサテライト山陰で ここは競輪の場外車検場で中にはいると大型テレビで競輪の中継がされていた 中にいた人たちは自分たちを見て競輪の選手だと思ったかもしれない(まさかねえ)

 ここからは、大根島を目指してほとんどフラットな行程だがその反面風が結構吹き向かい風で結構さかを登るのと同じようにきつかった 大根島に向かう途中の中海大橋を道路幅が狭くて歩道を走るように指示され端を渡りきって降りると軽自動車がその歩道を塞いでいてちょっとあわててしまいまた、立ちごけをしかける

 チェックポイントのサイン表 1番左上の1番のところにかつパパのサインがある

 お立ち台でおきまりのポーズ

 何はともあれみんな無事完走して記念撮影!!

 ちなみに、シクロクロスで自分たちが取材された写真が載っていました