RPGとはなんぞや?
第4章 冒険者達の集う場所 |
Chapter 4 | 楽しい解説「RPGとはなんぞや?」です。軽い気持ちでお読みくださいませ。 |
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サリナ | 仲間を捜さないとね。 |
GM | お、覚えているじゃん(感心)。 |
サリナ | ちょっとそこのお兄さま〜! |
GM | ……だからそれはやめなさいって(こっちの方は覚えていなかったのか)。 |
サリナ | じゃあ、どうやって仲間を捜すの? |
GM | ソード・ワールドの冒険者という者達は、酒場兼宿屋を基点にして冒険をすることが多いんだ。よく「冒険者の店」と呼ばれている酒場兼宿屋のことだよ。 |
サリナ | 同業者は集まりやすいって事? |
GM | それに近いね。一人だと冒険もつまんないし、情報集めにも適しているからね。 |
サリナ | 酒っ!! |
GM | ……19歳だからこの世界では大丈夫なんだけど……大丈夫かなあ? と言っている間に見つけてるな(^^;。 |
GM | サリナが見つけた冒険者の店は「鳥のさえずり亭」という所だね。 |
親父 | いらっしゃい。何か用かい? |
サリナ | 酒っ!! |
GM | ……。ソード・ワールド)の世界でおなじみな物は「エール」と「ワイン」だけど、この店には「りんご酒」、「ウイスキー」、「レモンサワー」などもあるみたいだねえ。 |
サリナ | 名古屋麦酒下さいっ!! |
親父 | ??? |
GM | 何考えてるんだ、こいつは(^^;。 |
親父 | 「なまこアイス」ならあるけど。 |
サリナ | え゛っ!? |
GM | ここにはそんな妙なメニューがあったのか(笑)。ギャグにしては頭の「な」だけしかあってないし……ということは、もしかして本当にあるわけ?(^^; |
サリナ | なんだろう、その響きにひかれてしまう……。 |
GM | おいっ、大丈夫かっ、サリナっ!正気に戻ってくれっ!! |
サリナ | 「レモンサワー」 |
GM | ほっ。 |
サリナ | と、「なまこアイス」を下さいっ。 |
GM | が〜ん(^^;;;;;。 |
親父 | ちょっと待っててね。 |
GM | マジで頼むか、普通?(^^; |
サリナ | (可愛く)な・ま・こ・あ・い・すっ! |
GM | はあ、完全に壊れてますねぇ(^^;。 |
親父 | はい、まずはレモンサワーだよ。 |
サリナ | わーい。……(さっそく飲んでいる)……ぷはぁ〜。 |
GM | とてもさっぱりしてるね。アルコール分が入ってないように思えるほど飲みやすく、すーっとレモンの味が広がったよ。 |
親父 | おっ、いいのみっぷりじゃないか。私からのおごりにしてあげよう。 |
サリナ | ありがと! |
親父 | いえいえ。 |
GM | あとからアルコール分が少し効いてきたね(^^;。 |
サリナ | いい気分〜。 |
親父 | さて、お待ちかねの「なまこアイス」だよ。 |
サリナ | やったあ、な・ま・こ・あ・い・すぅ〜! |
GM | 微妙な歯ごたえと上品な味がサリナをとりこに……あっ、しまったっ!こんな事を言ってはいけなかった! |
サリナ | う〜ん、何ともいえないわ。美味、美味。もう一個お願いっ! |
親父 | はいよっ。 |
GM | こうして、仲間集めのことは忘れ去られるのであった……(泣)。 |
サリナ | (眠そうな声で)GM、おはよう。 |
GM | 本当に寝たらしいな(^^;。私(GM)はその世界の登場人物じゃないんだから、私に話しかけても意味ないよ。 |
サリナ | (まだ寝ぼけながら)そっかぁ。 |
GM | ……今日こそ仲間を捜せよ。 |
サリナ | (やっぱり寝ぼけながら)うん。 |
GM | さて、サリナは昨日、あれから色々あってから2階の部屋で寝たんだよ。覚えてる? |
サリナ | (相当寝ぼけながら)ううん。 |
GM | さては相当酔っぱらったな。(サリナに言ってないから知らないのは当然か(笑))とりあえず、1階に降りていこうね。 |
サリナ | (あくびをしながら)ふわぁ〜い。 |
GM | で、サリナは階段を降り始めるんだけど、眠たくて足元がおぼつかないねぇ。2D6(6面体のダイス2個)を振ってみて。ソード・ワールドでは、2D6の結果が大きいほどいいんだよ。 |
サリナ | 何?(ころころ)あっ、2+2だから、4しかない……。 |
GM | ご臨〜終〜(笑)。だだだだ……(階段を転げる音)。 |
サリナ | きゃ〜〜〜〜っ! |
GM | ……で〜〜ん。はい、1階にとうちゃ〜く!(笑) |
サリナ | い、痛い……。 |
GM | 寝ぼけているからだよ(^^;。さて、この説明ではわからない人もいるかも知れないので、もうちょっと詳しく説明しておきます。 |
サリナ | ぷはぁ〜。 |
GM | さて、だいぶ酔いがまわってきたようで、眠くなってきたね。 |
サリナ | ふわぁ〜あ。じゃあ、もう寝る。親父さん、おやすみぃ。 |
酒場の親父 | ああ、おやすみ。 |
GM | そして、千鳥足で自分の部屋に行こうとしたサリナの目に、階段とおぼしき物が目に入ってくるね(笑)。 |
サリナ | (あくびしながら)ねむいのぉ。 |
GM | さて、サリナは階段を上っていくわけだが……。さあ、2D6をふって。 |
サリナ | 2D6って? |
GM | 「D6」というのは「6面体ダイス(つまり、普通のサイコロ)」っていう意味だよ。 |
サリナ | じゃあ、Dの前の「2」は? |
GM | 「2個」っていう意味なんだ。 |
サリナ | なるほど。じゃあ、普通のサイコロを2個ふればいいのね。 |
GM | そういうこと。ソード・ワールドでは2D6だけど、他のルールでは違う判定方法もあるからね。さて、とりあえず振ってみてごらん。 |
サリナ | ふってどうするの? |
GM | 「階段を上がる」行動がまともにできるか判断するためにふってもらうんだよ。 |
サリナ | ほほう。 |
GM | ところで・・・ |
サリナ | 何? |
GM | 今回は読んでいる人にも楽しんでもらおうと思うんだ。そうだね、実際にダイス振ってもらおうかな? |
サリナ | でも、手元にダイス置いている人っているのかな? |
GM | あ、そうか。 |
サリナ | GMじゃあるまいし。 |
GM | ぎくっ!(またしても見張られているのか(^^;) |
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