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宝塚星組公演 『ダル・レークの恋』

宝塚大劇場
1997.11.7 初日挨拶

 内容は出来るだけ元の内容に近いものを心がけていますが、話された方の言葉そのままではありませんので、その点をご承知くださいませ。m(__)mペコ

☆★☆ 星組組長 夏美ようさん のご挨拶 ☆★☆ 
「 本日は星組公演の初日にお越し下さいまして、ありがとうございました。

  宝塚が新しくスタートしました5組体制の第一歩、この公演がスタートの公演ということになります。その記念すべき公演でこの「ダル・レーク の 恋」という素晴らしい作品に巡り会えて私たち一同とっても幸せです。

  そして、皆様もご存知だと思いますが、私たちの誇る、宝塚の誇る春日野八千代先生が初演で主演を演じられ演出もなさっていました。その時の公演がたくさんのお客様方の心に残っており、今も伝説の公演として受けつがれております。私たちは宝塚の財産ともいえる公演を大切に受け継ぎ、育て、そして次の世代へと手渡していかなければと実感しております。
 
  専科から立ともみさん、藤京子さんの大きなお力をお借りして、実質上この公演が二人のコンビのデビューとなります、麻路さき・星奈優里の大型コンビを中心に星組生一同力を合わせ、心を合わせ、大切に千秋楽まで演じてまいります。

  それではここで、無頼漢でもなく、悪漢でもなく、人でなしでもない、われらが心優しきトップスター、麻路さきがご挨拶を申し上げます。」

☆★☆ 星組トップスター 麻路さきさん のご挨拶 ☆★☆

「 皆様、本日はご観劇ありがとうございました。立ち見の皆様も長い間ありがとうございます。私の尊敬すべき春日野先生の役をこのようにしてや らせて頂いておりますけれども、本当に38年ぶりの再演ということで私たちはよほど責任をもって取りかからねばならないと集合日に決意を新たに始めてまいりました。

  しかし、集合日に集まってみると、東京公演で8月に101人いたメンバーがこのような人数になってしまい、ちょっと心細かったんですけれども、始まってみると一人一人が倍以上の力を出して、その人数が減った分、反対に送り出した星組生に恥じないようにガンバッテいかなければという気持ちで、稽古中ずっと臨んで参りました。

  そして5組体制になり、私も今回から星組に戻ってまいりました星奈優里ちゃんとまた気持ちを新たにがんばっていかなければならないと思っております。
 今日がスタートです。千秋楽までどんどんより良くなっていくようにがんばって行きたいと思っています。
 本日は本当にありがとうございました。』

 ハッチさんとマリコさんのご挨拶の後、もう一度フィナーレを行い銀橋を渡ります。本舞台に戻ってくるともう一度マリコさんがユリちゃんの手を取っ
て前へ連れだし、二人で客席に挨拶を。そして幕となりました。それでも場内の熱気は冷めずにアンコールがかかり再び幕が開くと星組生がラインナップしていてマリコさんが一歩前へ。「ありがとうございました。」と頭を下げた後、マリコさんは投げキッスを客席にしてください、「きゃーーーー!」
と黄色い悲鳴があがりました。初日でマリコさんの投げキッスは初めてだったような気がします。満員御礼の中万雷の拍手でマリコさんの気分も最高だったのではないでしょうか。

   
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