宝塚星組公演 『皇帝/ヘミングウェイ・レビュー』
宝塚大劇場
1998.6.26 初日挨拶
内容は出来るだけ元の内容に近いものを心がけていますが、話された方の言葉そのままではありませんので、その点をご承知くださいませ。m(__)mペコ
☆★☆ 星組組長 夏美ようさん のご挨拶 ☆★☆
皆さま、本日は星組公演の初日にお越し下さいましてありがとうございました。皆さまもよくご存知の通り、この公演は我らがトップスター麻路さきにとって大劇場での最後の公演となります。3時間一本勝負、一応無事に初日の幕を上げることができました。
この公演も、専科より大人の女の人の色気と艶やかさをお持ちになりました邦なつきさんのお力をお借りして、星組一同本日を迎えましたが、思い起こせばあの阪神大震災の時、私たちの念願だったこの大劇場の復興第一作目、『国境 のない地図』、この作品で麻路さきは星組のトップスターとなりました。以来、ここにいるメンバーみんなとマリコとたくさんの舞台を作ってまいりました。
今、この時を、この時代をマリコと共に過ごした仲間たちが千秋楽まで力一杯 心を合わせて頑張ります。
今月の目標は「心の元気、身体の元気、だから舞台に全力投球!」です。どうぞお客様方も、切符がなかなか数少ない日もございますが、この
時期に麻路さきのことを、この大劇場の“たけのこ”や“後ろ”や“立ち見” や“2階の後ろ”などさまざまな角度からご覧になり、そのチャンスはこれし かございません。どうぞ、あちらこちら、いろんなお席でバラエティ豊かにご覧下さいませ。どうぞ千秋楽までよろしくお願い申し上げます。それでは、ここで暴君ではなく、心優しいトップスター、麻路さきがご挨拶を申し上げます。
☆★☆ 星組トップスター 麻路さきさん のご挨拶 ☆★☆
皆さま、本日はご観劇ありがとうございました。立ち見の方も長い間ありがとうございます。3時間一本勝負が始まりました。ほんとに5組になりまして、大劇場でのローテーションが1つずつずれてなかなか回って来なくなったので、なんか久しぶりに大劇場に立ってる気がします。それが今回で
私が卒業することを発表しまして、この『皇帝』と『ヘミングウェイ・レヴュー』、ほんとに憧れのタイトルロールを2つ頂けて、嬉しいあまりです。そし
て、ここにいる大好きな仲間とこの大好きな作品で、今からの1カ月半、毎日 3時間一本勝負ができるかと思うと、ほんとに、ほんとに嬉しいです。 何を言ってるのか、すいません(笑)。
ここで初日を挨拶をするのも最後かなと思うとなんかこうウッと来るんですけれどもね。自分の気持ちを作品の中にたくさん取り入れて下さっている『皇帝』と『ヘミングウェイ・レヴュー』なので……。(涙ぐむマリコさんに場内から大きな拍手が…)千秋楽まで泣かないと決めたので、、、この作品の中で私のメッセージをどうか聞いて下さい。そして、1カ月半、このメンバーでリアルタイムの公演をやっております。是非、劇場に何回でも足をお運び下さい。本日は本当にありがとうございました!
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