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星組『皇帝/ヘミングウェイ・レビュー』
1000days劇場
1998.11.23 千秋楽挨拶

 内容は出来るだけ元の内容に近いものを心がけていますが、話された方の言葉そのままではありませんので、その点をご承知くださいませ。m(__)mペコ

☆★☆ 星組ツップスター 麻路さきさん のご挨拶 ☆★☆

 とうとう、愛する宝塚とお別れする日が来てしまいました。16年間、宝塚に憧れて入って、男役が好きで、舞台に立つことが好きで、ただそれだけの毎日でした。本当に、麻路さきとして誕生してから、全然、何をしていいか分からない時に色んな方々に支えられ、指導していただき、見守られ、今、この日を迎えることができました。
 本当に、皆さまが、麻路さきを育てて下さったと思っていただいても過言ではありません。それだけ私は、素晴らしい人々にめぐり合いました。
 舞台を作っている仲間たち、星組を始め、今は5組になりましたけれども、宝塚の生徒、そして先生方、舞台を作るスタッフの方々、そして、客席に座って下さるお客様、本当に、宝塚に入ったからこそ、素晴らしい方々にめぐり合うことが出来ました。こんなに幸せな気分になっていいのかと思うほど、幸せな16年間でした。

 私事ですけれども、男役として、最後まで貫き通したい、と言いながら、ちょっと前に、新聞に、先に載ってしまいましたので、本当は幕が降りてから、1人の人間として発表したかったのですけれども、ここで、発表させていただきます。芸名麻路さきを卒業いたしましたら、1人の人間として、私は、未来のだんなさまの所に、嫁がせていただきます。(歓声)

 でも今は、まだ男役です!本当に、男役を愛していました。私を応援して下さった皆さま、そして今日まで、自由に私を過ごさせて下さった、家族のみんな、そして、仲間のみんな、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これからは、皆さまと一緒に、客席から、宝塚を見守って行きたいと思っています。そして、特に、私の大好きなこの星組、今度から、ノルを中心としたみんなが頑張ってくれると思っています。それを客席で、楽しんで観たいと思っています。
本当に、皆さま、ありがとうございました。皆さまのことは一生忘れません。
本日は、ありがとうございました。

   
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