お茶会メインへ

星組東宝公演
『誠の群像/魅惑U』
ALICE’S TEA PARTY(1)
帝国ホテル 「孔雀の間」
1997/8/17(Sun)


 僭越ながら、今回は私が先日行われました <麻路さきお茶会>のご報告をさせて頂きます。
 尚、ファンクラブでは一般的にマリコさんを「さきちゃん」とお呼びしているようですので、ここでは「さきちゃん」という呼び名に統一させて頂きます。
 また、以下の文章は全て私の言葉にて要約しておりますし、省略させて頂いた部分も多々ありますので、さきちゃんがお茶会でお話しされたままではありませんことをご了承くださいm(_ _)m 雰囲気がなんとなく伝われば…と、所どころ文中に「 」を使ってさきちゃんの言葉を引用しておりますが、これもかなり省略、要約しております。

   ☆☆..゜。°..★★..゜。°..☆☆..゜。°..★★..゜。°..☆☆
       ALICE’S TEA PARTY
          帝国ホテル 孔雀の間にて
         1997/8/17(SUN)
   ☆☆..゜。°..★★..゜。°..☆☆..゜。°..★★..゜。°..☆☆

◆◆◆◆さきちゃんご登場&ご挨拶◆◆◆◆
 『誠の群像』のプロローグの曲がかかる中、扉からウィンクしてご登場のさきちゃん。鮮やかな青いジャケットに黒のパンツというお姿でした。
 
 「皆様、お忙しいところ本当に有難うございます〜、お盆なのに(^-^) 毎日大入りの状態でチケットがなかったりとご迷惑をおかけしているかもしれませんが、毎日客席からのすごいパワーに圧倒されて、東宝での最後の舞台ですし、普段以上に毎日千秋楽ぐらいに盛り上がって公演しております。昨日辺りから少し涼しくなってやっと過ごし易くなったんですけども、もうあと半分ですか、鬼の土方を徹底して…まださらに鬼!をしようかと思っているんですけどね(^^;;)楽しく公演しておりますからどうか千秋楽までよろしくお願い致します。今日は短いひとときですけど楽しんでいってくださ〜い。では、かんぱ〜い!」

会場のテーブルにはオレンジジュース、さきちゃんだけビール(^^;;) 「公演の後のビールはおいしい(^-^)ニマ ビール飲みたい方、ごめんなさいね〜m(_ _)m」

◆◆◆◆『誠の群像』について◆◆◆◆
司会:さきちゃんのとらえる土方歳三とは?
麻路:「言う程『鬼』ではないんですけどね…私の作り方は…」あの時代に生きた人だし今回も『誠』がテーマなので、何かを貫こうとするとどうしても片寄った生き方になる。『勝てば官軍』と言われるように(もし歴史が違っていれば)別な描かれ方をされた人かもしれない。今の時代になってみれば新選組のメンバーもああいう生き方しかできなかったという解釈で、決して悪人だとは思っていない。昔読んだ本によって『土方=怖い』というイメージが自分の中にもあったが、「いざ、自分が土方を演じるとなると味方についてしまうというか…、私は好きですね、ああいう人。」
司会:土方さんは写真も残っていて非常に二枚目と言われている方ですが、さきちゃんが土方さんをされると本当にカッコイイ人だったんだなぁ、
   と思ってしまうんですけど。
麻路:(笑)土方さんの写真を見ると俳優の坂上忍さんに良く似ている。だから自分とはタイプが違うなぁ〜(--;)と思ったが、きちんと(写真が)残っているものはいくら舞台と言えども出来るだけ忠実にやりたいと思ったので、洋装の土方の所でつけている鬘は(トートに引き続きアデ○○ス)あの写真を持って行って作ってもらった。ただし、自分とは顔の輪郭も違うので髪形を全く同じにしたのではなく、雰囲気が似るようにといろいろ工夫した。和装の方の鬘はハチマキ(武装)をしている時としていない時のもの、2種類ある。よく東宝に来てポニーテールの部分が短くなったとお手紙で言われるが、あれは大劇場で1か月半つけている内に段々と落ちてきてしまい、床山さんが結び直してくれたので少し短く見えるのだと思う。

司会:夏の公演なので鬘は羽二重とかあってかなり暑いのでは?衣装も早変りが多くて大変そうですが…。
麻路:「暑いよぉぉ〜!ほんとに(;_;)」今日とかはかなり楽になったが、公休日前の37度の日なんて舞台袖は40度くらいになる。低温サウナ状態(;_;)小坊主状態になっている羽二重の外まで汗で濡れる。和物の時も洋装の時も時間がないので羽二重はつけたままだが、早変りの所で汗で羽二重が取れてしまいがちで超最悪(--;)「かっぱちゃぁぁ〜〜〜ん!」(←床山さんのあだ名だそうです)と叫んで、衣装部さんに上着を着せてもらいながら自分では袴をはいて頭だけは横に出してかっぱちゃんに着け直してもらう。もう首と上半身と下半身がめちゃくちゃな方向を向いていて戦場状態。着物もちょこちょこ取り替えるし刀も何種類もあるので、もう訳わらなくなってきちゃう(^^;;) 袖に引っ込みながら袴をあわてて脱いでしまうと「そこは脱がないぃぃぃ〜〜!」と衣装部さんにどなられる時もある(^^;;)

司会:オープニングは大階段に男役さんが勢揃いして踊るという格好良いもので客席から見ていると「わぁ〜、惚れちゃう(*^^*)」って感じですが、やっていらっしゃる方もあれは気持ちの良いものでしょうね?
麻路:新人公演を見た時に初めて客席からどう見えるのかが分かった。幕落ちの後、大階段に男役が勢揃い!というのは以前からやってみたかった(^-^)「でも、幕が落ちる時はちょうど横向いているからねぇ〜、気になるんだけど…どうなっているのか」(会場爆笑) ただ、幕落ちといのは以外と危険性をはらんでいる。東宝公演が始まってからはまだないが、何度か行われた舞台稽古では毎回落ちてくる幕が『誠』の文字に引っかかってしまい…、「かわいそうにねぇ、最前列にいる沖田のブンちゃんと山南のノルなんか全身幕に覆われてしまって『アリャリャリャリャァ〜〜(^^;』みたいになちゃってぇ」(会場爆笑)、近藤さんの刀に『誠』の引き枠の紐がからまってしまった時もあり本当に危険な時もある。残りの公演も無事にうまくいくといいんですけど…。

司会:『エリザベート』の時は手!でしたが、今回は目!の演技が随所に見られるのですが、あれは先生と相談されてのことですか?
麻路:「いや〜、演出家の先生は好きにやってくれ〜としか言わなかったから好きにやってるんですけどね〜、あまりに睨み過ぎているので視力が落ちてきちゃったかも(^^;;) 目の二重の部分が内側に入ってきちゃうし、体中の水分が出ちゃってるし…。 だから、夜の顔と朝の顔とじゃ違うんですよ。なんでかなぁ〜?と思ったら、夜はつぶらな目になってるの…(会場爆笑) ほんとに!!今、この目はつぶらな方なのぉ!!(会場爆笑)自分で鏡で見て『なんかわたしってつぶらな瞳…(^^;;)』って(会場大爆笑) よく出待ちで頂くお手紙に目がお疲れのようで…って書いてありますけど、大丈夫ですからご心配なく。朝にはちゃんと元に戻るので(^-^)」

司会:さきちゃんのつぶらな瞳が見たい方は是非出待ちに…(会場爆笑)次にお茶屋のシーンですが、芸者さんに顎ツンツンというのはさきちゃんの演出ですか?
麻路:「そうですね〜(^-^) なんとなくしたくなっちゃったから。よく男の人って酔っ払うとああいうことするじゃないですか。(会場、ええ??)
   あっ、私は知りませんよ、体験上は。皆さんの方がよく知っているんじゃないですか?(^^;;)」

司会:あのお酒を飲む所ですが、さきちゃんだけ右手で注いで左手で杯を持っていらっしゃるんですが、何か理由が?
麻路:よく聞かれるが、あとで左側にお酒を注いでくれる芸者さんが来るし自分自身も右利きだけど左手もよく使うので左に杯を置いてみたのだが、武士って右手は普段あまり使わないらしいので、遊ぶ時は左手を使おうかなぁ〜と。 「お小夜ちゃんの鞄を持つ所あるじゃないですか…(会場、かばん??爆笑!)あ、違った、鞄じゃない荷物だった(^^;;)」
(そこですかさず司会者突っ込む「それじゃ、土方さん鞄持ちになってしまいますね(^-^)」)
   「(笑) 大劇場前半では右手に持っていたんですけど、後で殺陣の先生が謝りに来てくださって、武士は外では絶対に右手に物を持たない(右手はいつでも刀を抜けるように)。だから、あそこは左手で持たなくてはおかしいんですって」

司会:高下駄を履いて歩いてきて途中で鼻緒が緩んでしまうのですが、あそこの秘訣は?
麻路:「あそこ、すっごい大変なのぉ〜(;_;)大劇場では何度も失敗して(あの位置に行く前までに)途中でとれてしまった事があって。出て行く前に取れた時は最初から履いていかないんですけど、舞台に出てから勝先生の所に行く前に取れてしまったらもう絶対にそこから一歩も動かない!(会場爆笑) 喧嘩をしていようが、沖田が来ようが、『もう私は一歩もここから動けないの、わかって〜(;_;)』って顔して…。足の位置を動かせないので首だけまわして…って日もあったんですけど」(爆笑)鼻緒は細いつま楊枝みたいな物で簡単に留めてあるだけなので取れ易い。歩く時は足の指をムギュッってして歩くが、立っている時は絶対に右足に力を入れず左足だけで立っている。「勝先生にあんなに偉そうな事言っているけど、実は右足に神経!神経!みたいな状態でいますねぇ〜(^^;;)」(会場爆笑)

   
   戻る      つづき

JUNE: 麻路さき「誠の群像/魅惑U」お茶会報告
Nifty-serveより転載