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星組バウホール公演
『武蔵野の露と消ゆとも』
ALICE’S TEA PARTY(1)
宝塚ホテル「宝寿の間」
1997/1/15(祝)


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    ・         麻路さき  お茶会報告       ・
    ☆ 星組バウホール公演『武蔵野の露と消ゆとも』☆
    ☆       平成九年一月十五日 十八時     ☆
    ・      於 :宝塚ホテル 宝寿の間        ・
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1月15日の成人の日にさきchanのお茶会が行われました。すっかり遅くなりましたが、ご報告致します。m(_ _)m

 「実梁さま〜」という私たちの声と素敵な笛の音にのって、さきchan登場☆
お召し物は、な・な・なんとお着物!!明るい茶色に色々な色の小さな葉っぱが舞っている様な柄のお着物に、少し光った濃いグレイ(?)の帯という落ち着いたいでたちでにこやかに登場されました。

◆ご挨拶と乾杯◆
皆様、新年明けましておめでとうございます。ごきげんよう。(笑)去年の『エリザベート』とはうって変わって、日本物のお芝居。まだ始まってちょっとしか経っていないんですが、完全に気持ちは日本物の世界になっていて、今日はせっかくですから、着物でやって来ました。成人式ですしね!ついこの間でしたから。(笑)
 短い時間ですが、ごゆっくり楽しんで下さい。では、よろしいですか?今年も1年間よろしくお願いします。カンパーイ!

◆ストーリー説明◆
 幕が開いて5日目、まだ観てない人の為にさきchanがストーリーを説明して下さいました。「簡単に説明できないんですけどねぇ…(笑)」とおっしゃいながら話し始めたさきchan、
 「洋物だったら”もう一押し”っていう感じがあると思うんです。(笑)、ここで絶対に戦う〜!とかラブシーンをする〜!とか…手も握り合えないですか  らねぇ、”これぞ日本物”っていう感じ。「拒まれ続ける役」ばっかりなんで、ちょっと寂しいとこがあるんですけどね。」
…などと言いつつ「さきchan流」の表現で楽しくストーリー説明をして下さいました。ストーリーはカットさせて頂きます…見て下さいね。(*^^*)

◆京言葉◆
「も〜う、大変!!(笑)お嫌さんでねぇ(ーー;)」夢にまで京言葉が出てきたんです。本読みの時は大爆笑の渦で(笑)、だいたい漢字って書けなくても読めるじゃないですか、でも「書けない、読めない、見たこともない」。(笑)普通は気持ちからスーっと台詞が入ってくるけど、今回は外国語を覚えるつもりで丸暗記から入りました。特に会議のところは、みんな目が点(・_・)になっちゃって、目を合わせているフリして、全然目が合わない、我が道を行く〜!(笑)自分の台詞を言うまでは何があっても動じない!途中で止まっちゃったら、何言ったらいいかわかんなくなっちゃう!みたいな世界でしたね。

◆公演の予習◆
 資料を見るのが好きなんですよ、その時初めていろんなことを知って物知りにもなれるんですけどね。今回も「ちょうどいい!幕末期のことを勉強しよう!」と思っていたら、近い時代だから、資料は百万あるんですよね、それもぶ厚いものばかり、見るだけでいやんなっちゃう(笑)。特出もあって疲れていたので、ベットに本を持って入るんですけど、1ページ読んだら寝てるかなぁ(笑)。「あ〜、今日も読まずに終わってしまったぁ(^^;)」って。でも、同じ日本なのに100年前はこ〜んな時代だったの?良かったぁ、今、生まれて…って感じです。(*^^*)

◆お客様:万理沙ひとみ◆
万理沙「ごきげんようありゃしゃりまして、おめでとう。」
  さ き「ごきげんよう、ありがとう。(笑) 今日着物なの、きちんと、ほら、結んでもらって。」 嬉しそうに女結びの帯を見せるさきchan
万理沙「わぁ〜〜〜、すご〜い!」
  さ き「今日、実を言うと、この着物を着た時にね、衣装部さんに着せてもらったんですよね、で、下の方で帯を結ぼうとしたら「やめて下さい 〜(^^;)
     」って言われて。(笑)」
万理沙「噂でなんかマリコさんが着物だ!っていうのを楽屋で聞いて…。」
  さ き「そう、ヤル気の着物!ってね」
万理沙「だから、男役風に…」
  さ き「そう、そうしようと思ったら、「外出るのにそんな姿はいけません」って怒られちゃった。(^^;)たまには…って思って、今日は成人式だしね。」
万理沙「そうですねぇ、おめでとうございま〜す」
  さ き「ありがとう。」
万理沙「なんちゃって〜。(^^;)」    …二人しばし沈黙(^^;)…
  さ き「みなさまにご挨拶して。(*^^*)」
万理沙「土御門藤子(つちみかどふじこ)をやっております、万理沙ひとみです。『ハロー・ジョージ』の時もお手紙を渡して」
  さ き「そうだったねぇ。」
万理沙「で、この間の『剣と恋と虹と』の時もお手紙をに関係して」
  さ き「絶対にこの手紙しか渡しちゃイヤだよ!っていう手紙なんだよねぇ。書いてあるから。違うの渡したら読まないから、ってね。(笑)
    よろしくお願いします、楽まで。」
万理沙「よろしくお願いします。本日はおめでとうございます。」
  さき 「ありがとう〜。」
     万理沙ひとみchan最前列センターテーブルの着物姿のお客様にビックリ
  さき 「すごいでしょ、成人式の方がたくさんいらっしゃるし。(笑)」
万理沙「私も来年なんです。」
  さき 「わぁお〜。ウソつき〜。」
★数少ない突っ込みを入れられる相手ミンツchan(万理沙)なのでしっかりお兄さんモード入っていました。(あ、今回はお姉さんモードかな?)

◆イントネーション◆
京都の方に聞いたんですけど、公家言葉なんて喋ったことない!っておっしゃるんです。京都弁はわかるんだけど、「おじゃりまする」が最後につくとどうなるかわからないって。
 一番最初が「裸足でお庭をおひろいあそばする」だからねぇ。(笑)遊んじゃうのかなぁ?ってね。(笑)
関東出身者組が朝廷組になって、タキちゃん(出雲)とかは宝塚出身なんで関西弁なんですけど、江戸側になっちゃったりして、みんなでイントネーションのやりとりをしてるんですけど、難しいです…。(ーー;)

◆着物◆
舞踊会に出てたから良かったんですけど、急に「日本物で着物着ろ!」って言われた時に、やっぱり慣れていないと着れないんですよね。ついこの間までトートだったじゃないですか。だからロングブーツでなるべくスーっと歩く、なるべく手を使うっていう生活をしてたんで、日本物で手は使いませんからね、笛を吹くところしか。(*^^*)
着物を着た時の動きとズボンをはいた時の動きは全然違うんで、なるべく普段から着物の動きを一応は意識してるんですけど、着物着ても大股で歩いちゃうことがあるので気を付けています。(^_^;)
 男役の着物を着る時は、足を開いて合わせるんですよ。腰紐は腰骨の下につけていますから着物を着た時の歩き方は男役のそのままなんですけど、今日は怒られましたねぇ、衣装部さんに「外に行くんだから!」ってね。

◆笛は本当に吹いている?◆
「まさか。(笑)吹きません。(^^;)」
音が出る本当の笛なので、たまに息つぎしている時にフ〜って鳴るんですけど、相当難しいみたい。DSの時にあやかがフルートを4ヶ月稽古してあそこまでいって、凄い!って言われたんですって。あの笛だったら、本当に1年かけないと鳴らないんじゃないかなぁ。ヒュ〜って音がしても続かないですから。あの曲をプロの方が録音した時のビデオを見て、家で稽古したんですけど凄いですよ。フルートと違って、第2関節の間で押さえるんですけど、手がつってくるの。

◆衣装◆
着物はどれもいいものなんです。ほんの一瞬なんですけど、フィナーレで着ている衣装、あれは春日野先生のお衣装(*^^*)です。ほとんど着物は新調にしないので、色合わせを変えているぐらいである衣装をもってくるんですけど、いいですねぇ。(*^^*)一瞬だけ着る白熊(はぐま)の軍服も好きです。
★白熊:ヤクの尾の毛。中国から渡来し、黒いのを黒熊(こぐま)赤く染めたのを赤熊(しゃぐま)という。旗、槍、兜などの装飾用。


   
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よしみ☆: 麻路さきお茶会報告
Nifty-serveより転載