| 9.14(金) | どんどん換羽している。胸から腹にかけての換羽が終わったと思ったら、今度は頭部だ。どんどん禿げていき、そしてどんどん新しい羽が展開してくる。くちばしのつけねの禿げが小指の爪ほどの大きさになっていたのだが、幸いなことに、これもすべて新しい羽に覆われ、きれいになった。 頭部が終わると、次は雨覆、肩羽の番だ。でもいつの換羽の時も、飛べない時期はないようだ。ますます活発に飛び回り、貪欲に餌を狩っている。 せっかく新しい羽が生えてきたのに、ケージの中で激しく飛び回り、また痛んでしまいそうだったので、3方をダンボールで囲み、床材には焼砂を用いることにした。ダンボールは、いつもミルワームを買っているキクスイさんから送られてくるものが、ちょうど穴が開いており、都合がよい。 床材を焼砂にしたのは大当たりだった。フンをこまめにフォーク付きスプーンですくい取り、3日に1度はザルでふるい、天日干しをするという手間はかかるものの、足も尾羽もまったく汚れなくなった。したがって止まり木も全く汚れない。今度から少々大型の鳥を扱うときは、この方法でいこう。 |
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| 換羽した幼羽。 たぶん胸の部分だと思う。 |
特製ケージ。回りは穴あきダンボール。 別に暗くはなく、かえって落ち着くようである。 床材は焼き砂。こまめにフンをすくいとっていれば 非常に清潔で、鳥がまったく汚れない。 |
| 9.23(日) | 体重67g 彼女の生まれ故郷であるK県H市に放野する。 イソヒヨドリとはいえ、この子は山生まれ。静かな山の中にそっと放った。崖側に向けて放ったのだが、身をひるがえして、山側のシダの陰にじっと隠れる。しばらくジッと様子を伺っていたが、やがて足元の地面をつついたかと思うと、静かに草むらの向こうに歩き去った。 彼女の気の強さ、獲物を捕らえるときの執念と正確さがあれば、絶対にうまくやっていける。 |
| 放野前日の記念撮影 こんなにりっぱになって……母としては感慨深いよ! |
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| 放野直後、シダの陰に隠れる |
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| 彼女を預かったことで、私はイソヒヨドリの魅力をたっぷりと知らされたような気がする。 イソヒヨドリのビーフ、ありがとう。そして、がんばれ〜〜!! |