〜野生動物・傷病鳥獣 保護ボランティア〜


 私たち家族は、野生鳥獣にとても興味を持っています。
「傷病鳥獣」といって、巣から落ちたヒナやケガをした動物を手当し、
また野に放してやるボランティアもやっています。
自然保護についてはいろいろな立場の専門家が、発言しておられます。
私たちは、シロウトのボランティアという立場ですが、私たちなりに勉強して、
分かったことを少しずつ皆さんにもお知らせしていきたいと思っています。
皆さんもお気づきの点やご意見がありましたら、ぜひ教えてください。


傷病鳥獣保護ボランティアとは


 私の所属している、自然保護のためのセンターでは、怪我をしたり巣から落ちたりして持ち込まれた野生の動物や鳥を保護し、元気になったらまた野生に返すという活動をしています。その世話の手伝いをするのが「傷病鳥獣保護ボランティア」です。直接センターに行って手伝う「一般ボランティア」の他に「長期里親ボランティア」と「短期里親ボランティア」がありますが、これらのボランティアになるにはセンターで講習を受けたうえで実習として何度か手伝う必要があります。一人で何役も兼ねることもできます。

 「一般ボランティア」は自分の空いている時間にセンターに行って、餌やり、ヒナのさし餌、掃除、その他いろいろお手伝いをします。センターにはヒナばかりでなく、交通事故や建物への激突、釣り糸が足にからまって片足になってしまったもの、あるいは病気など、さまざまな原因で保護されてきた鳥獣がいるのです。それぞれの状態に合わせた細かいケアが必要になります。

 「長期里親ボランティア」は翼が折れるなどして野生にもどれない鳥獣を生涯にわたって世話をするボランティアです。体に障害をもっていますから、見た目も悪いし弱いことも多く、世話にも手がかかります。そういう意味でいわゆる愛玩動物とはかなり違ってきます。大人になっているものは、なかなか慣れてもくれません。そんな個体でも愛情をもって生涯世話をする覚悟が必要となります。

 また、「短期里親ボランティア」とは主に巣から落ちたヒナを、巣立ちまで世話をするボランティアです。2〜3時間おきに餌を与えなければならないので、外出などは制限されます。しかも、将来は野生に返すわけですから、人に慣れさせすぎてはいけません。「手乗り」としてかわいがってやりたくなりますが、それは自制しなければなりません。また、ヒナは小さく体力もないので、一生懸命世話をしても、死んでしまうことも少なくありません。こちらも覚悟のいるボランティアです。



CONTENTS


◎ 傷病鳥獣救護に関するQ&A
◎ 身近な野鳥の救急相談 (スズメ、ツバメ、ムクドリ、ヒヨドリ等)
◎ ムササビの救急相談
◎ 里子たちの飼養記録  
  ☆.預かった里子すべてのダイジェスト版(現在27点)
  1.短期−−ムクドリ編    
  2.短期−−ムササビ編  
       (2の番外編 ムササビ“むー太”放野後の様子)
  3.短期−−双子のムササビ編          
  4.短期−−初めてのメスムササビ“むー夢”の記録
  5.短期−−虚弱メスムササビ“むー月”の記録
  6.長期−−ハンディキャップのムクドリ編
  7.短期−−ホトトギス編 
  8.短期−−ごく一般的なスズメ編
  9.短期−−課題を背負った里子集団編(ツバメ&スズメ)
 10.短期−−メジロ編
 11.短期−−極小ムササビ姉妹編
 12.短期−−イソヒヨドリ編
 13.短期−−ツグミ編
◎ ミルワームの扱い方(虫の画像が多数あります。要注意!)
◎ 横浜で見かけた野鳥&鳥の写真
◎ イラストレーターで描いた鳥たち
◎ 傷病野生鳥獣救護フォーラム・メーリングリストのご案内
◎ 私の著書紹介


まことに勝手ながら多忙のためメールによる個人的なご相談にはお答えできません。
悪しからずご了承ください m(_ _)m

※ このコーナーはあくまでも私個人の立場で書いております。
従って文責はすべて私(京子)にあります。
ボランティア研修を受けた施設等には関係ありません。
ホームに戻る
   


当ホームページはウェブリング、「すずめっ子クラブ」に参加しています。
「すずめっ子クラブ」は自然のなかで暮らす野鳥を愛する人たちの集まりです。
下のボタンで、このウェブリングに参加している、スズメや野鳥の関連ページに飛ぶことができます。
すずめや野鳥に会いに行こう!
リスト <<戻る 次へ>> ランダム