二日後に入厩する、というだけで購入を決定してしまった馬。と言っても、その前にファンタストで見た時に担当者に薦められていたんで気にはしていたんですが。タイキブーケの近親で、兄弟も体の弱さに泣かされていたため、この馬も体が弱そうでまた苦労しそう。
ファンタストクラブで非常に順調に乗り込まれていたため、大樹としては早めの3歳の10月初めに入厩。しかし入厩したとたん、微熱が出たり挫石したりと全然良いところが無い。それでも何とか3歳でデビューしてくれたが、レース中の不利もあり着順振るわず。続く2戦目は当日になって出走取消しと不幸の連続。それでも無事に2回目のレースに出走すると、中間発熱があり本調子でないにも関わらず2着に好走。やっぱりダートが合うみたい。しかしながらレース後に脚部不安発生で早速放牧に。それでも脚元はすぐに回復、2ヶ月弱でトレセンに帰厩。再び東京で復帰し、5着、2着と徐々に調子を上げながら福島へ出走、鞍上も岡部となり今度こそ勝つと思いきや5着。一息入れてのレースでは2着、5着、5着、と人気を裏切り続け、ついには精神面の不安を言われ引退させられてしまう。
競走馬として不適当的な事を言っておきながら、地方競馬に移籍させるみたいだが、なんとも釈然としない引退決定。
移籍先は名古屋競馬。年明けから早速走り始め、初戦で1勝を挙げる。その後もコンスタントに出走しつづけ、連を外さない堅実な走りを続けている。いつかは交流戦で中央の馬を負かせて欲しいですね。
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