ガーデニングQ&A

617.2003.07.09. 奈良県 小林 さん の Question
先日の スズランの種の播き方についてご教授有難うございました。
引き続きクリンソウの種からの育て方をお願いします。
特にお聞きしたいのは、種を播いたあと上に土をかけた方がいいのかどうかです。
種の発芽には光を好むものと、嫌うものが有るようですが、見分ける何かが
有るのでしょうか。宜しくお願いします。
奈良市の小林です。

Answer
クリンソウ(九輪草)の花。 白花種、他に絞り、黄色などがあります。

赤丸が実生苗で、本葉が2枚出たところ。 1年たった実生苗。

クリンソウの種は採り播きがよいようです。保存するほど発芽率が悪くなります。
私がやっている覆土は、種が見えないくらいにうっすらと土をかける程度です。
こぼれ種でもよく発芽しますから、雨などで流されない程度に、乾燥してしまわない程度に
土をかけるだけでよいと思います。ただ、発芽はバラつき、すぐに芽の出るもの、秋頃に
出るもの、年が明けて春に芽の出るものと色々です。

初めは小さくて扱いにくいですから、ある程度本葉が大きくなってきてから移植します。
ポットなどで仮植えし、大きくなったら定植します。案外早く大きくなります。
夏の強光は避けた方がよいです。冬は戸外で越冬します。地上部はなくなりますが、
春に新芽が出、中から花茎が伸びてきます。早ければ2年目で咲き出します。

嫌光性種子と好光性種子については、種を見てもわかりませんので、園芸書などで確認
することになります。嫌光性種子には、ニゲラ、ネモフィラ、シクラメン、ハゲイトウ
などがあります。好光性種子には、ハナタバコ、ペチュニア、プリムラなどがあります。
クリンソウもプリムラですから、あまり土をかけると芽が出ないのかもしれません。


皆さんのアドバイスもよろしく!!