ガーデニングQ&A
619.2003.07.17. 兵庫県 神吉 さん の Question
先日は花の名前
(アーティチョーク)有難う御座いました。
お陰さまで通る方々の質問に答えることが出来ました。
さて、今年は立派に開花しましたが来年も開花させるには、このまま放置しておいて
も大丈夫なのでしょうか?折角の花です、今年1年で終わらせるのは惜しくなってい
ます。
また、種を取って蒔けば何年で開花するのでしょうか?
等など疑問点ばかりですので、宜しくご指導ください。
Answer
アーティチョークの生育適温は18℃で、8℃以下になると育たないと言われています。
冬は0℃付近までは大丈夫と思います。地上部は寒さでだいぶやられると思いますが、
根が残り、春にまた新芽が出ます。日本の真夏には少し弱く、生育が緩慢になります。
いわゆる宿根草(多年草)扱いになります。
来年も咲かせるには(また、増殖には)、株元から出ている子株を株分けして利用します。
株分けは夏を避け、9月に行います。高さが30cmぐらいになれば、親株から分離します。
切り離せにくい時は、全部掘り上げて分割します。この場合、親株は子株に分割されて、
無くなるときもあります。これを越冬させれば、翌年咲きます。株分けせずにそのまま置けば、
1株にできた子株の数だけ花茎が立ち、立派な株になります。
種は採種後、普通の花のように保存して、春または秋に播きます。ただ、アーティチョークは
遺伝的に固定されていませんので、親と同じ形になったり同じ花が咲いたりするとは限りません。
バラツキが生じます。株分けなら、親と同じものが殖やせます。種からですと、2−3年で
咲くと思いますが、初めは株の大きさに合わせて小さなものになると思います。
皆さんのアドバイスもよろしく!!