2017/01/22:renewal
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『続タイム・マネジメント』


続タイム・マネジメント

【通勤時間の有効な使い方】
  1. 全般についてのチェックポイント
    @通勤時間を利用して何を達成するか、具体的目標を立てて
     取り組む
    A与えられた条件を有効に生かす姿勢に切り替える。
    B道具の徹底的利用を図る。
  2. 電車に乗っているとき、「電車の中でも自己啓発」
  3. 歩いているとき;運動(速歩、軽く走る)、その他。
  4. まっているとき;電車の中参照
  5. 自動車、自転車を運転しているとき;テープレコーダー、ラジオの利用、その他
  6. 人と一緒のとき
    @その人としかできない会話をする。
    A自分の意見やアイデアを相手にぶっつけて反応を見る。
     (意見を聞く)
【要点】
 自分自身のやる気が重要です。時間を無駄にしていると――というマイナスの姿勢から、どのように有効活用するか――へ姿勢を切り替えます。まとまった時間をとるためわざわざ遠くから通勤する人もいるわけですから、気持ちの切替がキーポイントになります。
 時間の有効活用は、思考の整理が管理の中心です。頭脳整理のツールとしてカード、メモ、手帳、テープれこーなどでんしゃの中でも利用できるツールを用意し、その扱い方を工夫し熟練技術を自分のものにします。
 人と一緒の場合、貴重な情報交換のチャンスです。相手の情報アンテナに引っかかったネタを聞きだします。これも時間活用のトレーニングです。


【電車の中でも出来る自己啓発】
  1. 非常に込んでいる電車に乗っているとき
    @各種トレーニングを行う
    A記憶する練習
    Bアイデアを出す
    C車内広告を読む
    D窓外・窓内の景色を観察する
    Eテープレコーダー、ラジオを利用する
    Fスケジュール及び作戦を確認する
  2. 混み具合がそれほどひどくない電車に乗っているとき
    ○読む;新聞、雑誌、本‥‥‥etc.
  3. 電車に座れるとき
    @原稿を書く、書類をチェックする、寝る‥‥‥etc.
    A手帳(日程、要件、メモ)をチェックする
〔要点〕
 通勤電車の中でも手軽にできる出来るトレーニングには、自立訓練法、α波をつくるトレーニング(腹式呼吸、リラックス状態、音感法)が最も適しています。疲労回復のためにも、トレーニング法をマスターしたいものです。
 記憶のトレーニングも楽に出来ます。カードやテープレコーダーを活用して語学や新知識を習得します。電車のバックグラウンド騒音は至極単調ですから、集中力を強くできます。ですからアイデアがでやすい環境です。特に新幹線は最高です。
 車内・車窓外の広告は見出しから内容の先見性、洞察力、予測力など格好の実験用教材に早変わりします。車窓に見える景色・建物・服装などの変化も、同じように洞察力の強化の対象です。その中に自分の行動に関連のあるものの有無、ヒントが沢山あります。頭の整理のため、ポイントを整理しスケジュールを確認、どのような作戦行動をとるか、あるいは、問題点についての解決策を考えます。


【行動力(実行力)を高める法】
  1. その場で出来ることはその場で処理
  2. よいことはすぐに実施
  3. 何事も中途半端にしておかない
  4. 広く深いネットワークを持つ
  5. アクション・リストの作成
  6. ものの考え方、意識の革命
    @百分は一見にしかず、百見は、一考にしかず
     百考は一行にしかず。(大山梅雄)
    Aうまく実行することのほうが、新しいアイデアを
     生み出すより往々にして生産的。
  7. スケジュール管理によりタイムリミットの設定
  8. 三人称から一人称へ
  9. 先手の人生を歩む
〔要点〕
 例をあげると、次回の日程などを打ち合わせする場合、「そのうち」でなく、その場でアポイントを取るようにします。中途半端というのは、何事も曖昧でなく、進むのか、中止、検討、時期待ち――のいずれかをハッキリさせます。
 つぎに活性化した情報連絡網、つまりネットワークは、常に連絡・報告など行き届いた手入れをすることで、固有名詞を用いて具体的な話が進められます。また、「人が何々といったから」から、「自分はこう考える」を、さらに「自分はこうする」ように、実効性の高いものにします。


【ムダの省き方】
 ムダというものは、コレステロールのように知らないうちに貯まってくるものです。定期的に無駄を省くために、ナギナタをふるうことが大切です。とは云っても、戦略上、適宜なムダ(アソビ)のあることがありますが、かえってクッションの働きをして都合のいい場合もあるので注意する必要があります。
  1. 単純化する
  2. 人の節約をする
  3. 時間の無駄を省く
  4. 資源・エネルギーの無駄をなくす
  5. 場所の無駄を省く
  6. 少なくするより、まずなくすことを考える
〔要点〕
 無駄な仕事をしていないか、を点検します。と同時に、重要な仕事が抜けていないかも確認します。と、ともに、ビジネスは、経済計算のともなった代替え案を常に考慮します。場所の価値、特に地価の高い場所は注意します。