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一桁のビジネスマン《行動心理資料》より

  <はじめに>

 新しいタイトルで公開した職場の人間関係は、パソコン通信の創生期からインターネットが始まる頃まで、ネットワークを介して行ったグループウェアで意見交換したものを土台に、旧家の家訓や家伝などをつけ加えました。行動科学的立場から見た人間の行動心理は、ビジネスにどの様な影響を与えるか、色々な角度から見ようとしたものです。

 特に、新しい技術であるコンピュータネットワークを用いることで、コミュニケーションの、反応データが容易に集められる、と言う利点が見込まれたからです。
しかし、新しいコミュニケーション・スタイルであるボード・ワークには、その応用に色々な戸惑いがありました。ネット通信特有の覆面性等がストレス解消の感情吐露を容易にしたり、人間のもつ心理の複雑さが、新しいツールの応用につぎつぎに問題を提起しました。

 その頃、知人がインターネットのホームページは、自分の墓碑の様なものだという意見を発表しました。
 成る程時代の変化は、大きくとも、毎日の変化は目に見えません。しかし、単位の大きい区切りには、その単位の変化という傾向が明らかになります。墓碑とは、その人の時代の自分史が刻まれます。そして、後世の人への指針になっています。

 同じ目的を持つ方々と知り合え、意見交換が出来たなら、人生に大きい収穫が出来ます。色々なネットで意見を出しその反応情報をホームページに期待しました。
 人間は、誰しも競争のない世の中で暮らしたいと思いますが、現実は、子供の時から競争の渦に巻き込まれます。けれども、世の中の進歩はその競争によって生まれます。

 このように自分の考えと、矛盾する社会で生活するには、生活の戦略的なテクニックが必要になります。ビジネスは、顧客がして欲しいことをするばかりではなく、ライバルがして欲しくないことをしないと成功はしません。
 相手の心理をつかんだり、逆に相手の心理を突くなど、相手の心理をいかにして思うように動かすかがキーポイントになります。

 ビジネス社会の人間関係は、職務満足で成り立つ社会ですから、その職場を離れると人間関係が疎遠になる特別な人間関係です。こうした関係では心を開く交友をしない限り、親身になったビジネス社会の暮らし方を教えてくれません。
 そのとき、生活の連帯保証型の関係にある家族社会も、核家族化が高学歴化を呼んだため、連帯が希薄になり、自分のことは自分でやりますと、体の良い精神独立を迫られます。

 嘗ては、家訓や親の教えなど、門外不出の世渡りのノウハウが親から子、子から孫へと、伝えられました。ところが現在は、この風習が姿を消し、すべてがステレオタイプの教室型教育に変わっています。しかも、生活に必要な人間関係に大事な生活の知恵は、何処でも教えるところがなくなりました。

 このホームページでは、その大事な人間関係について、関心のある方に資料を公開する事にしました。
 本来なら継承する人達にだけ明かす大事なものが沢山ありますが、たぶんに洩れず、継承者のないことをうれいています。人間関係の上手なつき合い方とは、そのツールの使い方の問題です。ツールは諸刃の剣と同じ性質を持っていますから、そのことを十分に留意しなければなりません。
 ここでは、その扱い方を文書で説明するにはあまりにも稚拙です。ただ、その使い方については、読者の良心と善意に期待、真意を理解して貰いたいだけです。

 しかし、人生を生き甲斐のあるものにするために、そのまま役立つものです。人生は苦労の連続ですが、これに打ち勝たなければ生きていけません。職場の人間関係が引用した多くの先人の知恵は、これに打ち勝つ勇気と知恵を与えてくれるものです。  頑固(一桁)

     
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