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情報収集のメディアと要素

◆ 情報収集のメディア
 文字・画像・音声情報
情報の90%を受け入れるといわれる視覚と聴覚は、人間の主要な情報収集(記録情報源)の器官です。

これに対して、口頭表現だけの記録体としてハード化されないソースは、非記録情報源ということができます。

 一方「情報流入の型」は、次の4つの型に分けられます。

  1. 一般情報
    新聞情報・雑誌・週刊誌・テレビなど、情報配布形式がもっとも一般的で、かつ広域にばらまかれるメディ アです。

  2. 専門情報
    専門書・業界紙・展示会(資料・カタログ)など、かなり特化したルートからのメディアによるもの。セミ ナーの記録テープも、これに含まれます。

  3. 組織内情報
    議事録・報告書・往復書簡・顧客名簿など、組織内で発行される、オリジナリティがありかつ守秘義務を伴 うもの。
    この理由とボリュームの大きさから、ファイリングは「組織内情報」が主たるターゲットらになります。

  4. 特殊情報
    業界の裏情報を特殊取材したタレコミ型の極秘情報。
    限られたルートから一過性のものとしてもたらされるものです。
メディア別の情報源
情報メディア 適合する例
文字情報 新聞、雑誌、議事録、報告書
画像情報 テレビ、ビデオ、映画
コンピュータ画面、
マイクロフィルム
音声情報 サウンドテープ、CD、 ラジオ、
電話、講演、面談
流入タイプ別情報源
一般情報 新聞テレビなど 「広域流入型」
専門情報 業界紙・展示会など「狭域流入型」
組織内情報 議事録・報告書など「自己域限定流入型」
特殊情報 特殊取材による裏事情など「一過性タレコミ型」

◆ 情報の要素=情報の「3要素とは」
    1. いつ発生した情報なのか(WHEN)
      新聞や雑誌のスクラップで「日付」のないものは、それだけで信頼性が半減します。
      議事録・報告書では「日付」が、検索のキーになります。発生日のあやふやなメモが、判断を誤ら せることがあるのは、誰しも経験済みのことだと思います。

    2. 誰が作成し、誰が使おうとするものなのか(WHO)
      議事録の「記録者」、報告書の「報告者」は、記録された情報を最初に使おうとした人にほかなり ません。
      また同時に、オリジナル情報をファイルする場合の管理者にもなります。配布や強要を目的とする オリジナル・ドキュメントに、情報の受け入れ窓口が明記されていないものは、責任回避といわれ ても仕方ありません。

    3. どこから発生した情報なのか(FROM WHERE)
      出所の明らかでない情報は、フォローが難しくなります。メディアの名称が記入されていないスク ラップは、もっと突っ込んで知ろうとしても、追求が難しくなります。
      発言者の名前や所属セクションのわからない議事録の中の意見は、無責任なものと判定される可能 性があります。
     情報の検索やフォローのキーとなるのがこれらの「三つの要素」で内容はこれに付随するもの、とさえい うことができます。
オフィス文書の「検索キー」となる要素は、 内容に優先する
When(いつ) +What(情報の標題・内容は何か)
Who(だれが受け手となったか)
from Where(どこから発生したか)