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能力開発の技法『観察力を高める』

能力開発技法

【解説】
 十分に見ているつもりでも、枝葉末節に気をとらわれがちになります。共通事項が多い場合は、 気本手な中心事項になります。中心を見抜き、その構造をとらえるようにします。

【ポイント】

  1. 自分の戦略をつねに頭に置いて観察します。

  2. 予習をして、あらかじめ質問を用意します。

  3. 観察の対象となるものの問題点を把握します。

  4. 上記問題点を解決するという立場からものを見る ようにします。

  5. 応用可能性の観点から観察します。

  6. 応用した場合のメリットという観点から観察しま す。

  7. 観察の対象となるものと競合するものとを比較し ます。

  8. つねに両面を見ます。
    1. プラス面を見たらマイナス面も見ます。
    2. 両面のうちどちらが主流かを見極めま す。
    3. 本質を見ます。
    4. 部分ばかりにとらわれないで全体を見ま す。

     目立つものは主流ではありません。目立つものに左右されないように気を配ります。異常なもの を見たなら、背景の通常なものを確認して、どちらが主流であるかを調べます。また、現象だけを 見て、背後にある本質的なものの流れを見ないで、一喜一憂していないか。さらに、現象的大小で なく、本質的な大小を見ているなどに注意します。

  9. 自分の立場と希望の点検によって偏りの修正をし ます。
    1. 私欲で物事を見誤らないようにします。
    2. 過剰防衛的見方に注意します。
  10. 鋭い観察をするための努力を払います。
    1. 人の見ないところを見ます。
    2. ポイントとなるところは徹底して観察し ます。
  11. 思考方法の技術を身につけます。