2017/01/27:renewal
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問題点の把握

 はじめに  物事を色々な角度から考えた結果、同一の結論に至ったときには、真実が多面性をもっているのに気がつきます。

 言いかえると、問題解決は子供がリンゴをかじるのと似ています。つまり、子供は四方八方からリンゴにかじりつきます。要するにリンゴをおいしく食べるパターンにかけています。

 たしかに、ものを食べるという機能は、パターンを必要としないかもしれません。しかし、人間は創造性に長けた生き物です。もし、耐えられない空腹でなかったら、なんらかの食べ方を考えているうちに、考え方のパターンを作っていくと思います。

 考え方のパターンを作り上げること、つまり、問題解決を精神的習慣にすること。これが標準的な科学的処置と言えます。”How to We Thin”で知られているジョン・デューイは、著書の中で次のように段階的な項目をあげて説明しています。

(1)当惑――問題の存在に気づくこと。
(2)観察、熟考による分析と純粋化。
(3)種々の解答、または問題解決に関する仮説を考慮。
(4)選びだした解決法の確認。
 経験を重ねるとそのうち、誰でも以上の簡潔な行動取れるようになります。

 問題点の把握は、科学的なルールです。解決には、テクニックが存在しスキルを要します。
 ビジネス活動の情報収集は、市場調査に限定されたものではありません。問題点は日常活動の既知の分野にあるのか、それとも未知の分野に存在するのか。毎日探し求めている仕事の範囲は、問題点解決のコースから外れてはいないだろうか。

 問題点を明確にする診断にも手順があります。問題の実体をハッキリさせるのは、けっして容易ではありません。「問題のある状態」に気づいているだけでスタートする場合が非常に多いのです。身体の異常に気がついて医者の門を叩くのと非常に似ています。どこが悪いか見つからないかぎり、体の調子が悪く、いつも不安感や疲労感がただよいます。「問題のある典型」になります。

 いままで述べたことは、あまりにも単純と考えるかもしれません。専門的なことは、専門家に任せることかもしれません。しかし、大きい構造物や橋などは、たしかに専門の技術者の手を必要とします。けれども技術者だけで全て解決するわけではありません。関連するいろいろ様々な人たちの協力がなければ完成しないのです。

 これからのビジネス活動も同じです。一国のあるいは一人のビジネスマンのエゴを求めては、生活環境に安定は成り立ちません。調査分析を、色々な視点から問題を捉え、解決の手法を考えてみたいと思います。