ピグミ→・ピンキ→
なんだか今一つ意味不明のタイトルのミニアルバム。タイトルとジャケットをあわせてみると、人種問題的によろしくないかも知れません。この頃からはギター・ベース・ドラムスのみというシンプルな編成は少なくなって、シンセが前面に出てきた分、いろんなお遊びも楽しめるようになりました。ところで、このアルバム、タイトルの最後に読点「。」がつく曲が4つありますね。これって「モーニング娘。」の10年先を行っている!?
'88年11月21日発売
私はパラダイス。
- 超名曲。これぞゴーバンズ。こういう曲を日本中のラジオ局がヘビーローテーションしてくれたらいいのに、と今でも真剣に思っているくらい大好きな曲。
主人公が密かに思っているカレはフラれたばっかり。ここぞとばかりに手を差し伸べるかのように売り込みをはかる主人公。彼女はこれまでカレのことをずっと思いつづけていたのに言い出せなかったんだよね。うまく行くといいんだけど、とほんとに応援しちゃうよ、もう。この曲も「テレフォンコールで抱きしめて」と同様、ザ・シャムロックの作曲です。
かっこイイ、ダーリン。
- 2枚目のシングルとなった曲('88年10月21日発売)。かっこイイとおだてていると、すっかりその気になる天然ボケな彼をコケにしまっくているようで、実は深い?愛情が感じられる、というなかなかうまく感じが出てると思います。当時、僕もこの曲をかけているとほんとに自分がカッコイイっていわれてるような気になってしまっていたという大ボケぶり...まさに男ってマヌケな生き物ですよね。ところで、この曲、シングルはタイトルに(E)って入ってるのですが、アルバム版は入っていないんですね。
ロリポップ・ロリータ・ロンリーデイ。
- こういうのを頭韻っていいます。秋元さんに弟子入りしてから?森若さんは結構脚韻・頭韻を多用してますよね。んでもって、ベースとピアノがロリポップしてて、彼がロリータッチックな若い女の子に気を引かれていて、主人公はロンリーになってしまったという、そのまんまや?って感じの曲。
ノーメイクの悲劇
- ナンパされて一夜明けたらスッピンの顔を見られて、「こんな人知らない!」と彼が驚愕してしまった、という爆笑なエピソード。内面を見て恋して欲しいのにどうやらそこまで至らなかったご様子。
雪の降らないメリー・クリスマス
- 北海道出身の人たちにとってはホワイトクリスマスは当たり前なんでしょうか。東京生まれの僕はクリスマスに雪が降るほうがびっくりしちゃうんだけど。そんな札幌→東京体験から生まれたクリスマスソング。やっぱり郷里から出てきて東京で初めてすごした冬はさびしかったのでしょう。しっとりとした逸品だと思います。
ビバ!ガールズ。
- 前ノリでグイグイ引っ張る、とにかく力強いおんなのこ応援歌。ゴーバンズの見せる「強気なおんなのこ」という一面。(でもこれは表向き。強がってるんだけど、一人になるとやっぱりさみしい...っていうのが、ゴーバンズの世界を通してみるといえるのかな...)
次のページに進む
表紙に戻る
ゴーバニストからのメールをお待ちしています