スペシャル アイ・ラブ・ユー
ゴーバンズが真のメジャーに向けて満を持してリリースした3枚目のアルバム。ゴーバンズ、ゴー・ゴーってことで、1989年5月5日に発売されました。彼女たちの気概を感じる力作です。初登場でチャートインを果たしました。
O.K.!
- 演奏時間23秒のオープニング。歌詞が「オッケー!」と「オー!」と「ケー!」しかないという、笑っちゃう曲ですが、この曲好きな人、多いんだなこれが。ぼくもハマりました。当時、僕の車に乗った面々が、何回この曲を唱和させられたことか分かりません。
スペシャル・ボーイフレンド
- 3枚目のシングル('89年4月21日発売)。大好きなボーフレンド。友達以上、恋人未満…でもそれ以上にはなれない…遠いところからずっとお互い見守っていよう、というビミョーな関係を描いた曲。ドラムスの斉藤さんはこの曲のレコーディング中、間奏明けのところで涙してしまったとか。ゴーバンズを語るには、忘れることのできない代表曲。
ショートカット・ラブリー
- サラサラロングヘアーが大好きな彼は、控えめなおとなしい女の子がタイプ。でも私は私で決めたい、と髪を切って心の自由を手に入れる彼女。曲もカッコイイし、なかなか僕もお気に入りの曲。そういえばあのころ、我々野郎どもはワンレン・ボディコンに異常に執着してたよね...世の中のステレオタイプとしては、ワンレン・ボディコンのイケイケ系がもてはやされていて、ちょっと(カナリ)高飛車でも許されていた、っていう変な時代でした。
素晴らしきデラックス
- 途中で一瞬ハートブレイカーとゴッド・セーヴ・ザ・クィーンみたいになってます。「ハッスルはお好き?」に入っている「麗しのミス・ゴージャス」が大金持ちと結婚して、いまやミセス・デラックスになったんですね。時あたかもバブルの絶頂期。今の世の中だったら違う歌になってたんでしょうか。
I LOVE YOU
- 夢の中でだけ、彼と一緒でいられる、というとてもせつないラブソング。悲しい片思いの曲が多いゴーバンズですが、この曲もその一つ。とてもメロディーが美しい曲です。
レイニー・デイ
ロマンなふたり
- 表面上はうまくいってるフリして、お互い浮気してる、というコワイコワイ歌。
ときめきはグラマラス
- 斉藤さん作品。歌謡ポップスっぽい、とても親しみやすいメロディーの曲。そんなにカンタンにおちないよ、と強がっているけど、ほんとのところは大好きなカレ。最後の最後には素直になって恋におちる。掛け合いもきれいに決まってます。
KISS IN THE TAXI
- タクシーの中でもキスをせずにはいられないふたり。余計なお世話だけど、きっとエレベータの中でふたりきりになってもキスするんだろうね。
ウルトラピース GO! GO!
- どうせやるなら楽しいほうがいいに決まってる!!という森若ちゃんの主義を声高に主張するとこーなる、って感じ。元気出ちゃいます。前作の「ピグミ→・ビンキ→」収録の「ビバ!ガールズ」とも通じるところがある、落ち込んだ人向けの応援ソング。
ル・ララ
- 一人でいるんじゃない、きっと誰かが味方についてる。前提になっている孤独感は、聞いてる皆も漠然ともっていて、ときどきふっと感じてしまうこと、ありませんか。これまたしっとり。ビートルズの「WITH THE BEATLES」の収録曲「YOU'VE REALLY GOTTA HOLD ON ME」を思い起こさせる曲です。
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