岳沢ヒュッテー天狗のコルー奥穂高岳  平成16年10月2日〜3日

奥穂高岳記録 2004年8月26日 

コース 上高地バス停6;35ー8;05岳沢ヒュッテ8;20ー天狗のコル10:10ージャンダルム11;30
ー奥穂高13;00ー13;30穂高山荘(泊)5;50ー前穂高岳8;15ー12;10上高地河童橋


天狗沢より見たジャンダルム
2週間前に南の半分を歩いた。北半分を歩きたいと思い、金曜日の夜行バスに乗る。前回よりバスの数が多い、丁度、紅葉狩りにいい時期となったのだろう。狭い座席で寝られないまま上高地に6時20分に着く。売店でキノコ汁を買い、持ってきたおにぎりを食べてから岳沢ヒュッテに向かう。

ヒュッテに近づくと岳沢付近に紅葉が見られるが、天気悪く鮮やかではないのが残念。ヒュッテで一休みして天狗沢を詰める。沢の上部のザレ場の落石を考えて、今回はヘルメットを持参した。コルに着いたら正面に雲のかかった、笠ヶ岳が見えたが直ぐに霧のため視界が悪くなってしまう。。コルから登り始めると、ますますガスがかかってきて寒いので雨具を着て歩く。

しばらくすると、単独の女性が先行するのが確認された。クサリ場を幾つか越えてジャンダルムの手前の平地に着くと先行していた女性が休んでいた。

天狗のコルから少し登って
振り返えってみた、天狗岳
彼女は以前にここを縦走しているそうで、jジャンダルムには15分で登れますと教えてくれた。小雨の中に霞んだジャンダルムが現れた。寝不足で歩いたのでここまででバテてしまった。ジャンダルムは登らないで通り過ごそうかと思案するが、登ってみる事にした。

頂上は天使にジャンダルムの文字を切り抜いた小さな標識があるだけでした。早々に下りて巻き道でロバの耳を巻いたようだ。切り立ったウマノセと書かれた岩を登るとナイフリッジとなった。風も出てきてのでゆっくりと渡ると、奥穂高岳がぼんやりと見えてきて、難所を通過終了したことを知る。

明日、天気が良かったら、西穂高岳まで行きたいと思いながら穂高山荘に入る。小屋は混むと覚悟していたが天気が悪かったためか、一人一枚の布団が確保でき、快適だった。

ジャンダルムの頂上
朝早く立つ予定で、朝食は弁当にしてもらったが、朝の天気予報は午後から雨になると言うので、小屋で朝食用の弁当を食べてから、吊り尾根を下山する事にした。3回目の吊り尾根ですが今回が一番展望が良い、と言うか今までが悪すぎた。紀美子平に着き、前穂高岳に登りかけると心配していた通り、雨になってきた。

それでも頂上から槍ヶ岳を見ることが出来た。紀美子平で横浜から来た単独行の方と上高地までご一緒することになった。岳沢ヒュッテでコーヒーを飲み本降りとなってしまった雨の中を下り、横浜の彼氏が良く行く上高地温泉ホテルの風呂に連れて行ってもらい、のんびりと疲れを取ってから、河童橋に戻りバスセンターに着く。

風呂上りの後の歩きは辛い、しかも雨で体が冷えた感じがする。日曜日で渋滞を覚悟していたが意外とスムースに帰ることが出来た。西穂高岳に向かっていたら半分は雨の中で苦戦していただろう。今度、奥穂から一気に縦走を楽しみにして今回の山行を終える。

ウマノセに向かっての登り

ウマノセから見た、霞んだ奥穂高岳