奥白根山       平成19年6月17日

日光白根山記録 2006年3月19日  

コース菅沼登山口4;45〜6;15弥陀ヶ池6;6;35〜7;40南峰8;15〜8;20山頂9;15
〜避難小屋9;55〜前白根山10;35〜五色山11:05〜金精山12:00〜金精峠12:30〜13:10菅沼


この標石のもとで寒い夜を過ごした
松井さんから19日の火曜日に日光に行くとメールが入ったので、もし、日曜日に変更できたらご一緒したいと言ったところ、都合を付けてもらって、めでたくご同行できました。再来週、飯豊山の縦走のためにも沢靴から登山靴に慣れておきたいと思っていたところで、渡りに船の便乗でした。

前夜9時に東所沢駅で松井さんの車に拾ってもらい、10日前と同じ、関越自動車道に乗った。土曜日だが車も少なく順調に、沼田IC〜菅沼の登山口までたどり着いた。外に出ると昼間の暑さから予想が出来ないほど冷え込んでいてびっくりする。飯豊山の予行のために1人用のツエルトテントを設営して、2人で寝てみることにした。満天の星が輝き、さらに冷え込む様相を示している。恒例の寝酒タイムを過ごして、シュラフに入ったが夏用の薄いシュラフでは足元が冷たく、熟睡には程遠く、朝を迎えた。

恒例、弥陀ヶ池と奥白根山
なんと、車には霜が降りてガリガリになっている、暑さ対策だけを気にしてきただけに山の天候の難しさを知った。駐車スペースはすでに満車で道路脇やキャンプ場まで止まっている。団体用のバスも到着して登山道には行列が出来そうだ。

結露ですっかり濡れてしまったテントを車のルーフに干してから出発した。学生グループと前後しながら歩くことになった、歩き出すと暑くなり、日が照ってくるとさらに暑さが増してきたが湿気はなく爽やかだ。沢筋に残雪が付く、美しい逆さ白根山が弥陀ヶ池に写していた。

五色沼への分岐点で休憩していた単独者と挨拶をして話をすると76歳とのこと登山歴は50年余、現役でリフト、クレーンの作業をしているそうで、今日は我々とまったく同じコースを歩き、休憩時に何回もお会いすることになった。コースを外して座禅山の噴火口を見物する。

平が岳方向
本来のコースに戻り、森林限界を登る、振り返ると燧ケ岳の双児峰がまじかに迫って見える。岩場を越えて南峰に到着する。本峰は人が一杯なので、朝食をとりながら頂上が空くのを待つ、20分ほどすると空いてきたので本峰に移動した。

梅雨の晴れ間とは思えないほど爽やかなで無風、絶好の展望日和、こんな日は年に何回もないだろう。山座同定には雪の付いた高い山がいい目安となり、富士山はもちろん、谷川連峰の奥には妙高、白馬、北アルプスも見える。

至仏岳の後方に朝日岳〜巻機山〜下津河山〜平ヶ岳の雪の稜線をもって、はっきりとした稜線を見せてくれる。平が岳の左に中ノ岳、右に越後駒ケ岳、その東には会津駒ケ岳が白く穏やかな姿を、さらに東の後方に残雪が一際多い山並みが見えるが、これが10日後に行く、飯豊山だと分かり感激です。

日光連山、中禅寺湖など近場の山は普段見られるので今回は遠方の山に集中して同定をしてみた。次から次の登ってくる方からも教えてもらって会津方向の磐梯山や安達太良山なども教えてもらうがこの辺はかなり難しいとことだった。南峰とあわせて1時間半ほど居座ってしまった。

五色山への稜線から男体山
右手前が昨年の冬、敗退した尾根
避難小屋に向って下山、神社の先で大沼リフト駅への道を右に分けて、ザレ場を急下降する、下りでは痛めている爪に負担がかかり、痛みを感じる。避難小屋の横から稜線にでて、前白根山に寄り、昨年の雪山で途中敗退した稜線を確かめて、五色山に向かう。左側に五色沼と荒々しい日光白根山、右には男体山がいい眺めだ。

こちらのコースは金精峠から登ってきた人たちが多いようだ。五色山で76歳の元気人に再会する。国境平手前から残雪が多くなって、軟雪と雪解け水に注意しながら歩き金精山に着いた。この先の崩壊した急下降には怪しい梯子やロープがあって一寸緊張する。金精峠で振り返ると切り立った金精山が印象深い。

菅沼登山口に着くころは下界の暑さが厳しくなっていた。湯元温泉の日帰り施設「五識の湯」で汗を流した。(入浴料900円)日光東武駅まで送っていただき解散、特急は6時まで満席だったので快速で帰ったが混雑していた。今日のような天気と展望を味わうともう一度云ってみたいと思ってしまうのです。